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「バッティングをもっと勉強したい」中日・和田一浩 新コーチ 今も続く打撃への探究心と自身のフォームの変遷(後編)

「バッティングを極めたい」語っていた目標

引退後は野球解説者や評論家として活動し、昨年からは社会人野球のJR東海で臨時コーチとして指導に当たっていた。

また、野球教室を通じ全国を回り子どもたちへも教える機会も多くあった。和田は当時、「少年野球で子どもたちを教えるのが一番楽しいです」と語っていた。そのやりがいについても尋ねた。

「明らかに変わるんですよ。できなかったことができるようになったときの表情を見ると、僕たちが見ててすごく嬉しくなりますよね。そういった姿を見て行ってよかったなと思えるので。子どもたちが成長する過程を見れてすごくやりがいがありますし、楽しいです」

来シーズン、ドラゴンズ打線の構築を託された

そして、このインタビューの最後に、”野球人・和田一浩”の目標を聞いてみた。そこには、自身がさまざまな試行錯誤を重ね積み重ねていったバッティングへの想いが溢れていた。

「特にバッティングについてもっともっと勉強したいですね。いろんな技術があるし、どんどん新しい考え方が出てきてるので。いい理論もありますし、僕自身もどれがいいのかはまだ分からない部分もあるので、そこは勉強しながら、特にバッティングについては極めていきたいと思います」

来シーズンより、現役時代共にプレーした立浪和義監督からのオファーで中日の打撃コーチに就任する。早速秋季キャンプではグラウンドに姿を見せ、精力的に指導を行っている。

自身の経験と、これまで学んできた理論を若き竜戦士に注入したらどんな進化が見られるのか。ドラゴンズファンは楽しみに来シーズンを待っている。

(おわり)

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