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「バッティングをもっと勉強したい」中日・和田一浩 新コーチ 今も続く打撃への探究心と自身のフォームの変遷(後編)

「最後まで会得はできなかった」

翌12年以降は持ち直し、40歳になるシーズンで打率.285で145安打をマーク。13年も打率.275で18本塁打・76打点と主力を務めた。

14年も7月に月間MVPを獲得するなど活躍を続け、死球による骨折で離脱してしまったが、打率.281で16本塁打を放つなど、その打棒に衰えを見せることはなかった。

40代になっても安定した成績を残し続けていたが、実際は打撃フォームで葛藤があった。

「実は最後、完全にスクエアにするというのが難しかったんです。なので、少しだけ足を開くのに戻したんです。なのでスクエアの会得までは行かなかったですね」

ただ、スクエアを目指す過程の中で1年目から大きく数字をあげ、翌年にはキャリアハイの成績も残すことができた。自身で取り組んだことは意義があると確信している。

「変えたからこそ43歳までやれましたし、助言してもらったことも大きいと思います。取り組んでよかったです」

変化を柔軟に受け入れ適応したからこそ43歳までプレーできた

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