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清原和博氏「復活!その先へ…」指導者に向けて贈った子どもたちとの向き合い方とこれからの夢〜特別講演会第二部〜

参加者からの質問

ここからは参加者による質問コーナーに。会場に駆けつけたファンの方が貴重な機会にと質問を投げかけた。その一部を紹介する。

ー 清原さんが凄いと感じた投手は誰ですか?

A.1人には言い切れないですけども、絶対打てないなと思ったのは大魔神(佐々木主浩氏:元横浜ほか)のフォークですね。ストレートでは藤川球児(元阪神ほか)投手。圧倒的な迫力でびっくりしたのは、高卒新人で入ってきて初対戦したときの松坂(大輔:元西武ほか)投手。

デッドボールで1番痛かったのは1打席目初球に食らったダルビッシュ投手(パドレス)笑。一番デカいなと思ったのは野茂(英雄:元近鉄ほか)投手。野茂投手のトルネード投法は最初びっくりしました。レフトスタンドに向くので『おいおい、どっち見てんねん』と思いながらボールがズバーンとくるので、本当にびっくりしました。

ー1番思い出に残っているホームランは何でしょうか?

Q.日本シリーズ(2002年の日本シリーズ第1戦)で打った松坂投手からのホームランですかね。あの時自分は怪我ばかりしていて、この試合で野球人生終わってもいい状態でガッチガチにテーピングをして、痛み止めを飲んで座薬を入れて出ていましたので、まさか松坂投手からあんなホームラン打てると思ってなかったんで。

ー清原さんから見てすごい打者は?

A.たくさんいらっしゃいますけども、自分はライオンズからジャイアンツに移籍して、松井秀喜選手(元巨人ほか)がいたんですけども、年下で初めて”あぁすごいな”と思いましたね。

ウサギとカメって言う物語ありますよね?僕は高卒1年目で30本打って、松井選手は1年目僕ほどではなかったですが、長嶋監督が4番1000日計画と言うことで鍛えて、気づいたら松井選手に抜かれてました。物語の典型でした。

ー座右の銘は何でしょう?

A.これは、自分に課している”辛抱”ですね。よく我慢の限界が来たってあると思うんですけども、辛抱って『辛いを抱きしめる』と書くんですよ。辛いことを抱きしめようと思って今を生きています。

ー現役時代で1番ライバルだなと思った選手は誰でしょう?

A.投手の場合は、野茂投手や伊良部(秀輝:元ロッテほか)投手といった各チームのエースですよね。ルーキーの時は大先輩の村田兆治(元ロッテ)さや山田久志(元阪急)さん。

ライバルと言うのはおこがましいので、同年代的で言うと野茂投手そして伊良部投手、セ・リーグに移ると最後は藤川投手でしたね。大魔神ももちろんそうですが、友達なのでライバルって言えないかな(笑)

ー逆方向に打つコツを教えてください

A.よく聞かれるんですよ。僕のライトや右中間へのホームランの打ち方を。実際に、僕右中間は狙っていないんですよ。基本はセンター返しと思ってるので、私がたまたま打つポイントが近かったんで右中間に飛んでいった。という結果なんです。

最初からライトに打ちに行くと、どうしても右肩が下がりますからそうするとファールなってしまう。なのでセンター返しを意識しています。僕は手が長いのでちょうど伸びきったところで外角のボールが当たると右中間に行く。そういう感じですね。

ーこれからの夢は何でしょうか?

A.いつまでも、野球に携わっていたいし、息子2人が野球してますので息子たちとキャッチボールをずっとやって続けたいなと思います。それが夢ですね。

質問が終わり約2時間にわたる講演の最後、来てくださった福島の方々へ「東京に戻ってからもこの気持ちを忘れず1日1日一生懸命辛抱しながら頑張っていきます」とメッセージを贈って終了した。

鳴り止まない大きな拍手を背に、この福島の会場を後にした。現在もYouTubeなどで、野球に携わる活動を精力的に行っている。清原氏の夢はまさに今も続いている。

(おわり)

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