
清原和博氏「復活!その先へ…」指導者に向けて贈った子どもたちとの向き合い方とこれからの夢〜特別講演会第二部〜
失敗しても、やり直しは何度でもできる
続いてのテーマは「失敗」について。野球は”失敗のスポーツ”と言われている。打者は3割打てば一流とも呼ばれ、つまり約7割はアウトになる。
ここでは指導者や保護者の方たちに向けて失敗から学ぶ点について清原氏に意見を問うた。
「野村(克也)監督が、『失敗と書いて、せいちょう(成長)と読む』。そういう言葉を遺されましたけども本当にその通りで、僕も打てなくて失敗したときに、なんで失敗したか・どこが悪かったのか。自分の気持ちで負けたのか技術が足りなかったのか、そこをきちんと整理することが大事なんですね。
子どもたちと話し合って『どういう気持ちだった』とか『なんで三振したと思う?』など、コミュニケーションを重ねることで失敗から立ち直っていくと思うので、失敗した時だからこそ子どもたちと同じ目線で指導者の方たちも接してほしいと思います」
失敗した際に子どもたちにどんな声を掛けるか、どういった点に注意すればよいか。清原氏の視点を加藤氏は深掘る。
「積極的な失敗と消極的な失敗があります。失敗したから全部同じに怒るのではなく、消極的な失敗の時はその子によって変えるべきだと思います。気の強い子であれば、時には強く行ったり、シュンとなってしまう子であればその子に向けた接し方があります。
ある選手の失敗で負けたことがあったとしても全員の責任であると。”誰々がエラーしたから負けた”というような個人攻撃は絶対にやらないでほしいですね」
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