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清原和博氏「復活!その先へ…」子どもたちに向けて贈った身体づくりと技術のアドバイス〜特別講演会第一部 後編〜

2月、中日のキャンプ地を訪問

そして最後のテーマは、キャンプ地訪問について。2月22日、中日のキャンプ地である沖縄へ訪問した。翌23日には、交通事故が発生した現場で人命救助を行うなど、大きな話題となった。

自身8年ぶりとなったキャンプ地訪問では、PL学園の後輩である立浪和義監督や片岡篤史2軍監督、巨人時代の後輩小田幸平2軍バッテリーコーチなどと野球談義に花を咲かせた。石川昂弥選手や鵜飼航丞選手らにも打撃指導を行うなど、刺激のある時間を過ごした。

「自分は1つ道を外れた人間ですから、なかなか球場には行けなかったんですけども、立浪監督そして中日球団には感謝しかないですね。キャンプに行けることはもうないだろうなと思ってましたので」と感謝の言葉を述べた。

キャンプ視察で3人と会話している様子などは自身のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」でも配信された。

加藤氏がそれを見て特に感動したと語ったのは、小田コーチが巨人時代に折れたバットを捨てた際に清原氏から叱られたというエピソード。

YouTubeでは、片岡2軍監督と交えて話している途中、小田コーチが現役時代に折れたバットは「テープを貼って飾っておくとか、欲しい人にあげればいい」と言われたことを今の選手たちにも伝えていると語っている。

また、そこでは清原氏は「ファンの人は来ているの?それならサインしてあげたら良いやん」と続けると、片岡2軍監督が「それ良いですね。ナゴヤ球場で試合がある時にでも」と賛同したやりとりがある。加藤氏はこの内容も交えると清原氏はこう話す。

「コロナの中で、今までファンの皆さんが球場に来て応援してもらって当たり前でしたがそれが当たり前ではなくなりましたよね。やはり応援というのは力になるので、その恩返しの1つとしてサインして破れた手袋でも折れたバットでもファンの皆さんにあげたらいいんじゃないかと。子どもたちも来てくれますし、選手も見られている意識があると頑張るんで、やはりファンの皆さんは勇気を与えてくれます」

中日はこの流れを受けて、25日にナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグ公式戦(阪神戦)の試合後に「選手使用野球用具 抽選プレゼント」企画を初めて実施した。

選手の折れたバットへサインし、球場を訪れた中学生以下の子どもたちから抽選で5人にプレゼントした。「やりましょう」と語っていた片岡2軍監督が企画の発案に携わり、早速実現した。

約1時間にわたる第一部はこれで終了し、一度拍手に包まれながら舞台裏へと向かった。そして、第二部は指導者や保護者といった大人たちに向けて再びマイクを握る。

(第二部へつづく)

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