
「サンリオベースボールアカデミー」第2弾 世界を知るOBが集った野球教室は、子どもたちに新たな道標を示す1日に
12月6日、「サンリオベースボールアカデミー in ジャイアンツタウンスタジアム」が行われた。
小学生を対象に行われた同野球教室は、9月に続いて早くも第2弾が行われた。今回も世界を知るレジェンドOBたちとの指導を通じて、全員が楽しくかつ上達する1日となった。
(取材 / 文:白石怜平、全て提供写真)
9月に続き、世界を知るプロ野球OBが指導
本ベースボールアカデミーはサンリオの企業理念「みんななかよく」のもと、“野球を通じて子供たちの笑顔がもっとあふれてほしい”、という想いを込め、9月に第1弾がスタートした。
前回は東京都・神奈川県の小学1年生〜6年生までの女子児童を対象に行われ、今回は男女問わず参加。同都県から参加した小学生軟式野球チーム22チーム、計431名がジャイアンツタウンスタジアムのグラウンドに立った。
世界へチャレンジしてほしいという理念から、今回もコーチ陣は世界を知る以下のプロ野球OBたちが担当した。※順不同
高橋由伸さん(元巨人)
斎藤雅樹さん(元巨人)
松井稼頭央さん(前西武監督)
笘篠賢治さん(元ヤクルト・広島)
荒木大輔さん(元ヤクルト・横浜)
小笠原道大さん(元日本ハム・巨人・中日)
山口俊さん(元DeNA・巨人)
中田翔さん(元日本ハム・巨人・中日)
また、前回に引き続き久保文雄さん(元大洋)がコーチアドバイザリー、リポーターを杉谷拳士さん(元日本ハム)が務めた。

開会セレモニーでは各講師が挨拶し、高橋由伸コーチが最後の役を務めた。
「これだけたくさんのOBが集まって野球教室をやる機会はなかなかないですし、打つ・投げる・走る・捕ると各分野でいい指導をしてもらえると思います。
みんなが笑顔になれる1日になれるよう僕たちもお手伝いしますので、1日みんなで頑張りましょう」
捕手では小笠原道大さんが一連の基本をレクチャー
野球教室がスタートすると全体でキャッチボールのレクチャーを受け、投手・捕手・内野手・外野手に分かれた。
今回の捕手コーチは小笠原さんが担当した。小笠原さんにとっては捕手としてプロ入りし、2年目まで務めたポジション。
冒頭の挨拶でも「今日は基本の大切さを伝えたい」と語った通り、まずは構え方から捕球について説いた。
「ミットを操作しやすい位置にして動きやすい状態をつくる。スタート切られた時に送球する?そこにスムーズに入るためにも、体を少し曲げた状態で、腕・肘をリラックスした状態で捕れるようにしましょう。
あと注意してほしいのは、ボールは来るから自分から捕りに行かないこと。来たボールをしっかり真ん中に集めるイメージでキャッチングできるようにしてください。
一番難しいのが低めのボール。どうしても上から捕りに行ってしまいがち。それで、頭も下がったりするといろいろなことに対応しづらくなってしまう。なのでそこを頑張って、捕った場所から動かさないようにすることです」

これらの基本はキャッチボールから実践できると伝えた小笠原さん。全ての動作につながるよう、キャッチボールでの意識についても解説した。
「キャッチボールでも今話したことを意識できます。ボールが逸れてきたらしっかり足を運ぶ。そうすると体の近くで捕れるよね?そうすれば次の送球に入りやすくなるし、ボール握りやすくなります」
そして、スローイングとブロッキングについてもレクチャーし、捕手としての基本を子どもたちに伝授した。
「スローイングは足が後ろに行かないように。少し勢いつけながら前になげるように。しっかりと二塁ベース方向にステップする。投げる時は手が離れてしまうと難しいよね?
体の近くで捕ったものを耳元にボールを持ってくると強いボールを投げられるようになる。そこもキャッチボールや練習の時にイメージしてやることです。
あとはブロッキング。さっき話した動きやすい状態で構えながら、ワンバウンドの球が来たら極力浮かないように。浮かせずに膝を落とします」
高橋由伸さんと中田翔さんが豪快にお手本を見せる
守備を終えると次は打撃編へ。その前に高橋由伸と中田翔さんによるデモンストレーションが披露された。それぞれ通算本塁打数が300本を超える大打者が放つ打球に子どもたちは憧れの眼差しを送った。

ロングティーでは選手全員がバットを振り続けた。途中子どもたちも積極的に手を挙げて質問するなど、コミュニケーションも活発に行われた。
約2時間半の野球教室は寒さを吹き飛ばすほどの活気があふれ、幕を閉じた。
今回も不要になった野球用具を回収しており、今大会ではヘルメット、ボール、グローブなど計68点が、JICAなどを通してアフリカなどへの国や地域の子ども達へ寄贈される。
第2弾も子どもたちに夢を与えた野球教室。世界を戦った憧れのOBたちの背中を追いかける新たな目標が生まれた。
(おわり)
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