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清原和博氏「復活!その先へ…」初の講演会で語った自身のルーツと緊張との向き合い方〜特別講演会第一部 前編〜

緊張との向き合い方と気持ちの持ち方とは

続いては”緊張”についての話題に。清原氏は甲子園という大舞台で1年生から名門校の4番を担い、瞬く間に日本中から注目されることになった。

大舞台でのプレッシャーや緊張をはねのけて結果を残し続けてきた清原氏にその向き合い方を聞いた。

「緊張することは“当たり前のことだ”と思った方がいいです。それを自分でどう受け入れてパフォーマンスに変えていくかだと思います。小学校3年生の時、高校1年生時もプロ野球に入っても同じ緊張してきました」

上述の通り、講演で大衆の前で話すのが初めてという清原氏。「今も緊張しすぎてですね、うまくしゃべれてない自分がすごいもどかしいです」と言うほど緊張の色を隠さなかった。それでもこう続けた。

「子ども達も足が震えるなんてことがこれからたくさんあると思います。ただ、それは当たり前のことなので、緊張してバットが出なかったり怖がって投げたボールを打たれたりすることで悔し涙を何回も流し、それでまた練習することを繰り返してほしいですね」

緊張に打ち勝つためのエネルギーの源、強い”気持ち”について話題が広がった。

清原氏はプロ野球史上最多の1955三振を記録している。これは、不名誉な記録などではなく、さまざまな投手を相手に打席でバットを振り続けてきた証である。

チャンスで三振を喫し、4万人以上の大観衆のため息を一身に背負うこともたくさんありながらも、その後に回る打席は待ってはくれない。そんな時に何が支えになるのかを語った。

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