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DeNA・山﨑康晃 投手キャプテンに就任「今までに味わったことのない責任感」三浦監督から寄せられた信頼と期待

具体的な理想のリーダー像などはあるのか。その問いについては、チーム全体のキャプテンを務める佐野恵太選手に配慮しながらその自覚が言葉に表れていた。

「全体のキャプテンはあくまでも佐野ですし、かつ僕自身も投手陣をまとめてバックアップできるように精進していきたいです。とは言え、自分の成績なしにみんなの前に立つ事はできないので、自分の成績を意識しながらチームを引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」

山﨑選手がポジション別問わずキャプテンを務めるのは小学生以来だという。プロとなった中での考え方、責任感というのはまた違ったものだというのは自身でも感じている。

「かかる責任が今までと違うと感じますし、プロフェッショナルの中では全員がリーダーであるべきだと思っていますけれども、その中でも前に出るというのは責任は重いと思うので、責任感を持って優勝に向かって頑張っていきたいです」

責任感がさらに強くなったと語った

山﨑選手といえば、以前チームの前でスケッチブックを用いた”紙芝居”を披露。新型コロナウイルスの感染予防対策をチームメートに伝授した様子が球団公式SNSで公開され、賞賛の声が多く寄せられるなど話題を呼んだ。

今後もそんなユーモア溢れる企画がまた山﨑選手から出てくるのではないかと期待するファンも多い。

「紙芝居もそうですが、いろいろなアイデアを出しながら明るくやっていきたいですね。シーズン苦しい時期も必ずあると思いますし、優勝争いなどプレッシャーがかかる時もあると思います。その時でもどっしりかつ楽しく頂戦できるようにやってきたいです」

紙芝居に続き、また新たなアイデアが生まれるかもしれない

また、イベントでのファンからの質問で調整具合を訊かれ、体重をもう3kg落としてキャンプを迎えたいと語っていた。改めて調整具合について明かした。

「ここまで順調に来ていますし、筋肉を維持しながら体重を落とすというのは難しいことなんですね。そこを自分に厳しく、キャンプまでまだ1週間強日ありますから、しっかり調整して万全な状態で初日からブルペン入れるように頑張ります」

昨シーズンはクローザーに返り咲き、キャリアハイに並ぶ37セーブ・防御率は1.33をマーク。11月には球団最長に並ぶ6年契約を締結した。

なお、三浦監督はイベントでそのことについて触れながら、

「6年契約で残りましたね。ただ、キャプテンは6年契約じゃないです(笑)。単年契約で更新になります」

と会場の笑いを誘った。山﨑選手もこれを受け、

イベントでは新加入の京田陽太選手とともに登壇した

「1年目しっかりがんばってですね、更新できるように頑張ってきたいと思います(笑)」と山﨑投手も期待に応えられるようシーズンに臨むことを誓った。

ハマスタの9回表、登場曲であるZombie Nationの「Kernkraft400」が流れる瞬間に発生する”ヤスアキジャンプ”とコールはベイスターズの勝利を確信させる。今シーズン、NPBで声出し応援が解禁される機運が高まっており、復活すれば相手チームにとってさらに脅威となる。

今年の秋、優勝が決まる瞬間のマウンドに立つ山﨑選手の姿を見られることをベイスターズファンは楽しみに待っている。

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