
DeNA「初春の集い2026」 相川亮二監督らが漢字一文字に込めた感謝と新年の抱負を語る
25日に開催された「横浜DeNAベイスターズ 初春の集い」。新ビジターユニフォームと今シーズンのスローガンが発表された。
イベントの後半ではトークショーが行われ、登壇した相川亮二新監督・石田裕太郎投手・度会隆輝選手がそれぞれ今シーズンに向けた漢字一文字を記し、込めた意図を語った。
(写真 / 文:白石怜平)
両選手にとっては真逆の“シーパラダイスでの思い出”
トークショー最初のお題は、会場である八景島シーパラダイスの思い出について。
横浜が地元でもある石田投手は意外にも「プライベートでは行ったことないんです」と答え、
「ただ、中学校の時に所属していた野球チームの練習でランニングでここまで来て、あの砂浜を走ってまたランニングして帰るっていう思い出しかないです」と、野球を通じて苦い(?)思い出を語った。

一方、度会選手は横浜高校から社会人のENEOS、そしてベイスターズと横浜のチームでプレーしている。その上で、「今石田投手が来たことないと言ってたんですけども、そんなのあり得ないです。僕からしたら!(笑)」と同期入団ながら一学年上の先輩に切り込み、会場の笑いを誘った。
遊びに行くと言ったらシーパラダイスと答えた度会選手は、その理由について問われると、「動物がすごく大好きで、一人でお動物を見に行きたくなるくらい好きなので、本当によく来てました」とプライベートの一面を披露。
シーパラダイスでお気に入りの動物については、ここまで華麗に魅せてくれたイルカを挙げた。

3名が共通して挙げた聖地
続いてのテーマは得意なビジター球場について。これから新たなビジターユニフォームを着てプレーすることから、それぞれ相性のいい敵地を挙げてもらった。
石田投手は「高校時代は縁がなかったんですけども、プロに入ってから甲子園のマウンドに立った時にすごく投げやすいなと思いました。あとはホテルの食事がすごく美味しいんです(笑)」と、遠征先の楽しみを含めて語った。
度会選手は、「僕は神宮球場が一番やりやすいです」と答えた。父がかつてヤクルトでプレーした博文さんということもあり、幼少期から神宮球場に足を運んでいた。
実際、神宮での打撃成績も24年は.340、昨シーズンも.382と高打率をマークしている。
「選手になって神宮でプレーしてもすごく見やすいので、神宮が個人的にはビジターで一番好きかもしれないですね」
また、石田投手も挙げた甲子園でも高相性を誇る度会選手。24年は打率.333、昨シーズンは.364とこちらも高いアベレージを記録した。
「守備は天然芝なので緊張するのですが、甲子園も打席に立つとすごく見やすいので好きな球場の一つですね」
そして相川監督。プロ通算1508試合に出場し、多くの球場でプレーしていた。そんな相川監督は「裕太郎も言ってくれましたが、僕も甲子園。ここは雰囲気が違いますね。阪神ファンと応援団がすごくて特別な場所です」と述べる。

そして相川監督はもう一つあるとして、「皆さんはエスコンフィールド(HOKKAIDO)は行ったことありますか? 」と逆質問。
コーチ時代にビジターの試合で訪れており、「すごいなと思って。あの球場は毎日行きたいと思うぐらいの球場なので、皆さん機会があればぜひ行ってもらいたいと思ってます」
今季は日本ハムとの交流戦で、エスコンフィールドでの試合が組まれている(6月9日〜11日)。その応援も兼ねて観戦を呼びかけた。

シーズンへの抱負を記した「今年の漢字一文字」
そしてトークショー最後のテーマは「今年の漢字一文字」3人が今シーズンへの抱負として、自ら考えた一文字を発表した。
まず、相川監督が色紙に記したのは「道」。この一文字に込めた想いをイベント後にも改めて明かしてくれた。
「本当は“導”くという漢字を書きたかったんですけども、監督として初年度なので早いなと。
導けるだけのものを私がしっかりと築いていく。その中でも先頭に立って、優勝までの道を作り、進んでいかなければならないという想いで“道”という字にしました」

相川監督は続けて、自身も現役を引退した直後に登ったという富士山の山頂へ向かうイメージに例えた。
「富士山に登ったことがあるんですけど、いろいろある道を通っても、必ず頂点まで進んでいきたいです。いろいろな道があるというのは、三浦(大輔)監督が築いてきたこと、今までベイスターズがやってきたことで築かれた道で優勝するという意味です」
続いて石田投手。自ら凝ったと語った字を披露。一文字でありながら、芸術のような字に会場からはどよめきが起きた。
「ひらがなで“ありがとう”と書いて“夢”という漢字にしました」

その心を問われると、自身の目標とともに答えた。
「僕の夢・目標でもあるのですが、ベイスターズの選手としてリーグ優勝、そして日本一になる。ただなるだけではなくその中心選手であることが目標です。
その意味で夢にしたのと、今日もファンの方々がたくさん来てくださったので、ありがとうを入れてみました」
この文字は高校・大学時代からつながる縁で生まれていた表現だった。石田投手がそのきっかけを話した。
「高校1年生の時に、当時3年生だったエースの方にこの言葉をいただいて、大学卒業する時に『一文字書いて』と言われた時にこの文字を書きました」
最後は度会選手。自らの名前にもある一文字から導き出した。
「僕は“輝”です!もう3年目を迎えるので、『今シーズン輝いたね!』と言われるような選手になりたいです。あとは相川監督の1年目で僕らも必ず優勝したいと思っています」

輝くの「光」と「軍」の字をそれぞれ同じ大きさに並べてるのにも、しっかりと意味が込められていた。
「チーム(軍)としても光った・輝いた年にしたいという意味も持ちまして、輝くという字を選ばせていただきました」
意気込みに込められた”タイトル奪取”
約1時間行われた初春の集いの最後、3名からそれぞれ、今季への意気込みをファンへと発信した。
一文字に収まらない熱い想いが一人ひとり込められていた。
「コーチを4年間やらせてもらって、今年から監督という立場で戦いが始まります。今シーズン、リーグ優勝・日本一に向かって今年1年、選手・コーチングスタッフだけではなくて、チームスタッフそしてファンの皆様とも一緒に力になって優勝を達成したいと考えているので、たくさんの声援を今年もよろしくお願いします」(相川監督)
「チームとしてリーグ優勝そして日本一を目標として、個人としては、このオフにさまざまな方から『来年は先発』と言ってもらいました。
もし、先発を務めるのであれば、タイトルは狙いたいです。ただ、チームとして欠かせない存在になりたいので、どこでもやるつもりでいます。 どのポジションでも優勝の力になれるように、今年は頑張っていきたいです」(石田投手)
「自分は重複になりますが、必ずリーグ優勝・日本一というのを一番に置いてやっていきたいなという中で、度会の活躍で優勝できた・試合に勝てたと言ってもらえるよう、勝利のピースになれるようになりたいです」(度会選手)

度会選手はチームの優勝の過程の中に、個人の明確な目標を据えていた。それは新たなタイトル獲得だった。
「長嶋茂雄賞が創設されたので、その 初代受賞者になりたいです。一番目ってずっと語り継がれると思うので、そこを狙えるぐらいの選手になれたらチームも優勝できてると思うので、しっかり頑張りたいなと思います」
いよいよ明日、プロ野球はキャンプインを迎える。28年ぶりのリーグ優勝に向けて、新生相川ベイスターズが出航する。
(了)
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