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「ラグビーが大好きだから両方やっています」三重ホンダヒート 近藤雅喜 日本最高峰の舞台に”二刀流”として立った先に切り拓くラグビー界の新たな道

「僕が滑川さんのように影響を与える存在に」

12月9日にリーグワンが開幕。第1節のトヨタヴェルブリッツーリコーブラックラムズ東京での一戦でアシスタントレフリーを担当。ついに選手との”二刀流”として本格始動するシーズンが始まった。

「次の日に選手としてホンダのトレーニングマッチに行きましたので。開幕節から早速忙しいですね」

と充実感であふれた表情を見せたが、その裏には大きな覚悟があった。

「今シーズンは選手もさることながら、特にレフリーでも結果を出さなければならない責任を感じています。トッププレイヤーからレフリーへの挑戦ということ、さらにリーグワンの舞台に立っている事で、自身が高いパフォーマンスを出さないと示しがつかない思いです」

今シーズン、並々ならぬ覚悟で臨んでいる(写真:本人提供)

今近藤が背負っている責任。それは自らがレフリーの道を志した時の想い、そしてこれからのラグビー界における新たな道を切り拓いているからこその自覚でもあった。

「滑川(剛人)さんが吹いたあの試合(※)が今でも僕の頭に残っています。今回僕がアシスタントレフリーとしてリーグワン開幕を迎えた。僕のことを見てくれた中学生・高校生の選手たちが『将来レフリーをやりたい』と思ってもらえるような存在になっていかないといけないと思っています。

僕が滑川さんに影響を受けたように、同じように影響を与えることができる存在になりたい。そのために選手・レフリーの両方で覚悟を持って上に進んでいかないといけない。より一層思うようになりました」

(※)22年1月9日、ヨドコウ桜スタジアムで行われたレッドハリケーンズ大阪ーリコーブラックラムズ東京戦

自然に出てくる言葉は「大好きだから両方やっている」

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