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「ブラックラムズを俺が変える」リコーブラックラムズ東京・松橋周平 勢いで掴んだWタイトルと描くチャレンジストーリー

「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」のリコーブラックラムズ東京でプレーする松橋周平選手は7年目のシーズンを終えた。

昨年3月に負った3度目の靭帯断裂によるリハビリを乗り越えて今シーズンは開幕戦から復帰するも、2月4日の第7節(横浜キヤノンイーグルス戦)を最後に戦線を離脱。チームは7位でシーズンを終えた。

ただ、松橋選手には何度も選手生命の危機に脅かされながらも這い上がってきたストーリーがある。本編では特集企画を含め、松橋選手の不屈のラグビー人生の物語を記していく。

(取材協力 / 表紙写真提供:リコーブラックラムズ東京 、文:白石怜平 ※以降、敬称略)

「ブラックラムズを一緒に変えよう」挑戦の心から入団へ

松橋は2016年にブラックラムズへ入団。名門・明治大学で活躍していた松橋にチームは早くから注目しており、熱心に声をかけてくれていたという。

ただ、他のトップリーグの強豪チームからも獲得のオファーを受けていた。進路を早く決めたいと考えていた中で、ブラックラムズに決めた理由を語ってくれた。

「3年生のシーズン中だと思いますが、ブラックラムズが一番最初に声をかけてくれました。明治は朝練があるのですが、朝6時ごろから毎日グラウンドで『ぜひ、ウチにきてほしい』と熱心に誘ってくれました」

チームからの熱意とともに、松橋の心を動かしたものがもう一つあった。

松橋が大学4年生だった2015-16シーズン、ブラックラムズはリーグ13位に沈んでいた。トップリーグの入替戦で勝利し、なんとか残留できたシーズンだった。その状況が松橋の闘争心に更なる火をつけた。

「僕は元々チャレンジしに行くのが好きなんです。採用の方も『ブラックラムズを一緒に変えよう』と言っていただき惹かれましたし、僕も自分が入ることでチームを強くしたい・変えたいという想いで入団を決めました」

ブラックラムズ入団の経緯を語った

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