「今週末に届くチケットが来なくて2ヶ月が…」久保康友 海外挑戦で経験した各国の文化 〜海外リーグ編①〜
「航空チケットが届かなかった」まさかのメキシコ断念
上述の通り18年はアメリカでプレーしたが、実は当初メキシコの球団と契約していた。しかし、ここでハプニングに遭遇した。
「実は18年はメキシコのチームに決まっていたんですよ。ここからが面白い話で、確か3月にはチームが決まっていて、その週末にメキシコに行くための航空チケットを送りますという連絡が球団からあったんですよ。
それで待っていたのですが週末になってもチケットが送られて来なかったので、いつ届きますかと再度聞いたらもう少し待ってくださいと言われてそこから2ヶ月待ちました(笑)。 5月になって、チケットが来なかったのでもうさすがにこれ以上無理やなと思ってメキシコは断念しました」
5月となるとシーズン真っ只中。思わぬ形で出遅れを余儀なくされた。そんな中でもどこかプレーできるチームはないか。エージェントに探してもらい見つかったのが独立リーグ・アメリカン・アソシエーションのゲーリー・サウスショア・レイルキャッツであった。
主にリリーフで投げ続け、7月にはアトランティック・リーグのシュガーランド・スキータースに移籍し、18年シーズンを終えた。
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