身体障害者野球日本代表合宿 雨や猛暑の中鍛え上げた3日間 ”もうひとつのWBC”で4度目の世界一へ

2日目は猛暑の中、ダブルヘッダーと練習で特訓

合宿2日目は練習試合のダブルヘッダーが行われた。前日の雨から一転し快晴、そして35℃を超える暑さに。

朝9時前からグラウンド入りし、体の状態をこまめにチェックしながら試合への準備を行った。

試合前に山内監督から方針が伝えられた

アップが終わると第一試合が始まる前に山内監督は全員を集め、

「今日の試合もそうだけど、大会でも全員どこかで出場するから準備するように」

と伝え、全選手起用する旨を伝えた。

この日行われた2試合は、地元福島県の身体障害者野球チーム「福島アクロス」と中学生を含めた連合チームそして東邦銀行軟式野球部との対戦になった。

東邦銀行は大学硬式野球部出身者を中心に構成され、東北福祉大や六大学など名門大学でプレーした選手も多い。山内監督も「より高いレベルを自分たちの目そしてグラウンドで感じてほしい」と試合前に強豪チームと対戦する意義を語っていた。

ポジションも複数本職以外の守備位置でも起用し、外野以外のポジションは1試合で最低2人が守った。打順も組み替えるなど、あらゆる可能性を2試合の中で模索した。

全員が出場し、投打共にパターンを試した

結果は福島アクロス・中学生の連合チームでは快勝したが、東邦銀行では相手の力強い打球と巧みな投球に翻弄され敗戦を喫した。

終了後も特訓は続き、居残りで前日同様フリー打撃・ノックを2時間ほど行い17時前まで時間をフルに活用した。

山内監督はこの1日を「試合を通じて各選手が良いところ悪いところが再確認できましたし、その後の練習でも大会に向けてギアが上がったように感じました」

と更なる手応えを感じていた。

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