「第24回全日本身体障害者野球選手権大会」”世界の盗塁王”福本豊氏が築いた歴史と名門チームの戦い

決勝の舞台で3試合連続の投げ合いに

迎えた本大会の決勝戦。前回の第23回大会から今年の春の選抜、そして今回と3大会連続で同じカードとなった。

前日には、来年9月に開催される「第5回世界身体障害者野球大会」の日本代表が発表された。両者共にチーム別最多となる5人を輩出し、日の丸を背負って戦う者同士の頂上決戦でもあった。

先発は岡山が早嶋健太、名古屋は藤川泰行の両エースがマウンドに上がった。2人の投げ合いは昨年秋の選手権、今年の春の選抜につづき”3試合連続”。

名古屋の先発はサウスポーの藤川泰行

この1年、両エースは熱投を繰り広げてきた。昨年は早嶋が初回の”スミ1”を守り切り、藤川もその後0に抑えるも1-0で岡山が勝利。

今年5月の選抜では、5回まで両投手が無安打に抑える試合を展開。名古屋が守備の乱れを突き、藤川自身が両チーム通じて初安打となる適時打を放つなど4−1で勝利している。

互角の投げ合いを続け、三たび顔を合わせることとなった。

>今年5月の選抜大会模様はこちら

対する岡山の先発は早嶋健太

そしてプレーボールとなった決勝戦。開始早々に波乱の展開が待ち受けているとは誰も予想だにしなかった。

つづく

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