「横浜のまちで”イノベーション”を」横浜DeNAベイスターズが展開する横浜スポーツビジネススクールとは?

第3期はキャリア形成のきっかけも提供

そして昨年12月3日〜1月28日まで行われていた第3期。今回もまた変化を加えた開催となった。最終回までに事業計画書を作成・提出する方式から、各回で講義+グループワークを実施する形を採用した。

3期目でさらに変えた背景を矢野さんへ訊いた。

「皆様の学び・経験の場として事業計画書を作成する場を提供していましたが、1期・2期目と皆様のご提案がすごく素晴らしく、ビジネススクールだけで収めてしまうのは勿体無いと感じていました。

皆様も受講料に加えて作成に時間もものすごく使ってくださっているので、ビジネススクールはインプットの場として捉え、アウトプットの場は別で作っていけたらと考えました」

第3期ではキャリア形成のきっかけにつながるカリキュラムも用意された

3期の参加者は対象者を社会人歴10年目までをメインとして、「スポーツビジネス」という根幹を維持しつつ、「コミュニケーション」や「対話力・交渉力」といったどんな業界でも役に立つスキルを学べるプログラムを盛り込んだ。

「若手の方々が今後のキャリアを考えるきっかけを提供できればと思っています。自身の業界・業務に活かしていただきたいですし、ここで学びを持ち帰っていただき、”何か挑戦したい”と思って下さった方の受け皿も今後作っていきたい想いもあります」

第3期でも盛況ぶりは変わらず、各回行われる講師への質問時間が講義時間を上回るなど、受講者の熱が会場にいる全員が間違いなく感じ取っていた。

慶應義塾大学法学部 教授で弁護士の田村次朗氏の回では、「対話力」「交渉力」について学んだ

次ページ:「参加者の皆様との関係性を構築していきたい」今後目指す姿

関連記事一覧