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「技術を磨くPDCAサイクルが大きく改善」横浜DeNAベイスターズ 壁谷周介さん 世界の最先端チームから吸収した組織づくりと選手のパフォーマンスアップ

スポーツビジネスの魅力”日々ワクワクしている”

DeNA体制の初年度から球団にジョインし、チーム強化の最前線を走ってきた壁谷さん。現在は”4足の草鞋”を履きながら、ベイスターズを常勝軍団にするべく日々奮闘している。

そんな壁谷さんは、現在開催されている「横浜スポーツビジネススクール」の講師を務め、第1回の最初の講義という”トップバッター”を務めた。

そこでのアイスブレイクとして「最近、プライベート・仕事で”ワクワク”したことは何ですか」と、受講者に問いかけ各グループ内で共有する場を設けた。

その心には、壁谷さんが常に感じているスポーツビジネスの魅力が詰まっていた。

「私はいつも”ワクワク”しながら働いているんです。それはスポーツの良いところだと思っていまして、シーズン中は年間143試合行われ、白黒決着がつくじゃないですか。勝っても負けてもワクワクしますし、会社として新しい取り組みをする事についてもワクワクします。

人々を喜ばせることができる、人々の人生に潤いを与えることができる仕事をしてると思ってるので、とてもやりがいを持ってやっているんです」

「横浜スポーツビジネススクール」では講師も務めた(球団提供)

人々の生活に潤いそして活力を与える業界だからこそ、社会的意義が高いと考えている。だからこそ、このスポーツ業界の地位をさらに向上させたい。その使命も持っている。その一方で持っている課題も合わせて語った。

「スポーツ業界はすごく楽しい業界ですし、社会的な意義も高い業界なのですが、多くの人が殺到するような業界ではまだないんです。アメリカでスポーツ業界というのは、コンサルティングや投資銀行よりも”MLBに行きたい”と志して人材が入ってくる業界なんですね。

日本球界でも、たくさんのバックグラウンドを持った人たちが入ってきて、球団間で人材の流動が活発になると、もっとエキサイティングな業界になってくると思うので、そういったことがさらに起きてほしいと考えています」

ベイスターズは20年後、「名実ともに世界一のスポーツチーム」になることを中期目標として掲げている。始まったばかりの世界一への道。壁谷さんたちは日々その道を切り拓いている。

(おわり)

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