「冷静かつ賢くプレーする」川崎ブレイブサンダース・飯田遼 放ち続ける存在感で照らす勝利への道標

1月3・4日、川崎ブレイブサンダースはホーム・東急ドレッセとどろきアリーナで2026年初戦を行い、レバンガ北海道と対した。

今節終了時点で地区首位と1勝差の3位となる相手に対して飯田遼が存在感を放った。初戦は3Pシュート3本を決め、ディフェンスでも富永啓生へと激しくアタックしに行くなどアグレッシブなプレーを攻守で発揮した。

そして2戦目は川崎勝利の立役者となる。この試合チーム最多となる16得点を挙げるなどさらに躍動し、アリーナに詰めかけたファンを大いに沸かせた。

飯田には初戦の終了後に話を聞くことができた。まず3Pシュート3本を決めた所感を聞くと、冷静に振り返りながら述べたのは反省の言葉だった。

「今日3本入りましたけど、4本外しているんです。4本とも難しいシュートではなかったと思うので、そこを決め切りたかった気持ちが強いですね」

レバンガ北海道とのGAME2では16得点の活躍を見せた

その翌日、決めたかったと語った3Pシュートは5回中4回成功。前日語った反省を即座に結果へと変えた。

今シーズン、飯田はスターティングメンバーとベンチスタートとの両方から出場を重ね、状況に応じたプレーでチームの歯車を担っている。

“全員が脅威になること”を掲げている勝久ジェフリーHCは、飯田のここまでのパフォーマンスについて期待とともにこう評した。

「スタートであってもベンチからであっても強い気持ちを持ってプレーしています。例えばボールが来たときに積極的にリングを見て、空いたらシュートを打つというのも、試合を重ねるごとにすごくレベルアップしています。

彼も自身の課題と向き合いながら乗り越えてきたことだと思うので、とても誇らしく思います。

まだまだ良くなると思うので、引き続きディフェンスでもオフェンスでも相手と戦う強い気持ちをこれからも期待したいです」

勝久HCが評価した強い気持ち。飯田自身はそこに加えてあることを考えていた。

「冷静に賢くプレーしなければならないケースも多いと考えているんです。“勝ちたい”という気持ちがある中で全部が全部、一生懸命プレーしてしまっていたら逆に空回りしてしまう。

意識の持っていき方は、特に試合の中盤から終盤になるほど必要だと思っていて。まだ僕自身も反省点はあるのですが、今シーズンの最初に比べるとより意識づけができてきていると感じています」

冷静と賢明さを兼ね備えたプレーでチームを支えている

GAME1で川崎は北海道相手にポゼッションを多く展開するなど、前半までリードしていた。3Qに逆転されるも4Qで21得点を奪い、同地区首位となる相手に最後まで拮抗した試合を続けた。

そして翌日のGAME2では前日に31得点を挙げられた富永啓生を6得点に抑えるなど、チームディフェンスも機能し勝利を収めた。

今回に限らず上位相手にも競っている試合が増えている中で、冷静という観点で実践していることを明かしてくれた。

「中盤で競ってる試合が最近多いと思うんですけれども、いかに賢さを持って冷静な判断をできるかが今後さらに重要になるのかなと。

いくつかありますが例を一つ挙げるなら、ファウルが使えるなら意図的に使うといった部分です。

シュートは準備をしっかりした上で思い切りが大事だと思うので、割とシンプルだと思うんですけども、ディフェンスの部分ではその冷静な判断をもっと的確にできるよう日々臨んでいます」

さらに続く重要な試合を勝利に導いていく

リーグとしても中盤そして終盤戦へと移っていく。飯田は今後に向けて、抱いている想いを語った。

「どんな場面でも試合に出た時に自分の役割を果たしたいので、そのために毎試合・毎日練習でも準備することは前提なのですが、その上で印象に残るプレーを僕はしたいです。

ここでシュート決めたら相手にとって嫌だなとか、ディフェンスでこの一本止められたら相手は苦しいだろうなとかっていうのは、中盤から終盤になるほど印象強く残ると思うので」

全員が脅威になり、着々と地力を上げている川崎。飯田は冷静さとクレバーさで、チームを支えている。

(写真 / 文:白石怜平)

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