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2021若獅子インタビューVol.18 #15宮川哲 もがき苦しむ2年目「ピンチの場面で任される投手」になるための試行錯誤の日々

「(状態は)キャンプの時が一番悪くて、練習後もコーチに聞いたり、休日返上で増田さんに練習に付き合ってもらいました。僕は(投球時に)体が開くので、左打者(の方向)に(体が)向かっていっているイメージを、真っ直ぐになるような修正が必要でしたが、それができないままキャンプが終わってしまいました」

不安を抱えたまま開幕を迎えたが、連続四球によるサヨナラの押し出しや、1回で3失点を喫するなど不安定な投球が続き6月下旬に登録抹消となった。

7月は、自分のフォームを見つめ直すことに時間を費やした。

「特に腕の振る位置ですね。体が開くことで腕の位置が下がってしまうので、そこを重点的に見直しました。わき腹など体の固くなっている部分をほぐすことも意識して練習しています」と試行錯誤の日々を過ごした。

「状態は良かったり悪かったり。球速が上がってこないなかでも登板したら抑えないといけないので、力みが出てしまうこともありました。フォーム自体は良くなってきましたが、体がしっくり動いていない感じですね。投げ方を変えたので、球速がなかなか上がってこないのは仕方ないのですが、打者に対しての球筋だったり、自分の思い描く投球をしっかりするように意識していました」

厳しい夏を越え、今は実戦登板を重ねていくなかでの手応えは良い。

「特に9月に入った最近は、球の質がとてもいいです。打たれたり点を取られたりはしていますが、配球や打者との相性もあるので、そこまであまり気にしていません。球やフォームはすごく良くて、(直球の)球速も150キロ出るようになりました。体にハマってきていると感じています」と自信を覗かせた。

試行錯誤の末、9月になりようやく状態が上がってきた。

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