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小笠原道大氏「サントリードリームマッチ」初参戦!OB戦4試合目は10連勝を目指すモルツ球団で唯一の新入団選手に

日本ハム・巨人・中日の3球団で活躍した小笠原道大氏が5日、東京ドームで開催された「サントリードリームマッチ2024」に出場。33,000人を超える大観衆を前にハツラツとしたプレーを見せた。

今回初参加となった小笠原氏は、昨年まで9連勝中の「ザ・プレミアム・モルツ球団」に入団。チームで唯一の”ルーキー”として山本浩二監督により招聘された。

今回の試合前は「初めてなので、端っこの方で大人しくしています(笑)」と謙遜しつつも、「6番・一塁」でスターティングメンバーに名を連ね、チームも10連勝へ期待を寄せた。

打撃練習では鋭いライナー性の打球を打ち分けた

7月には各地で行われたOB戦での出場を重ねてきた小笠原氏。

15日の巨人-阪神・25日の中日、その間22日には「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」の3試合に出場。全試合スタメンで安打を放つ活躍を見せ、現役時代から変わらない勇姿をファンに見せた。

特に日韓OB戦では「ES CON FIELD HOKKAIDO」が真剣勝負の雰囲気となり「自然と力が入った」と語るなど、現役時代にモットーとしてきた全力プレーも決して衰えることはなかった。

”4試合連続”で一塁でのスタメン出場を果たした

打席でもバットを斜めに大きく構えた姿から130km/h台の球もコンタクトするなど、プロ通算打率.310(NPB歴代10位)の技術も披露。下半身で粘りながら低めの球を安打する姿は、当時を知るファンの記憶を再び呼び起こした。

ただ、プレーしている本人は意外にも「自分の感覚は”こうだな”と思うんだけれども、結果的にタイミングが合ったとしても脳と体のギャップはある」と吐露していた。

体一つひとつの部位との連動を常に意識してつくり上げてきたスイング。求道者としての一面を垣間見せていた。

この日も現役時代と変わらない打撃フォームだった

ドリームマッチに向けては「これまで3試合やってるから体が言うことを聞かない(笑)」と充実感も混ざった笑みを見せながら、

「みんな楽しみに球場に来てくれると思うので、喜んで帰ってもらえるよう力になれたら。あとは自分もバッターですから、しっかり打つところを見せたい」と意気込みを語った。

試合では3打席に立った。第一打席は”トレンディーエース”西崎幸広氏。元日本ハム対決となったこの打席では、西崎氏がテンポよく速いペースで投げ込む。

4球目を打ち、二塁ベース右に転がり内野安打かと思われた打球は名手・荒木雅博氏が逆シングルで捕球後に素速い送球で惜しくもアウトとなった。

打席では力強いスイングを見せた

第二打席の相手は巨人時代に横浜(現:DeNA)の守護神として対戦してきた山口俊氏。まだ引退して1年半に満たない山口氏は速球を投げ込み、2−2からキレのあるスライダーで三振を喫した。

そして第三打席は”ミスターパーフェクト”こと槙原寛己氏がマウンドに上がった。

小笠原氏は落ちる球で空振りを奪われるも、その後食らいついてファウルに。そして1−2からの5球目、高めの球を振り抜いた打球は外野へ飛ぶも右翼手のグラブに収まり初安打とはならなかった。

ただ、試合前に語っていた「怪我をしないように」という言葉通り無事に終えることができた。

初参加のドリームマッチでもスタンドから大きな歓声を浴びていた

今年から「幅広く野球の発信をしていきたい」とし、野球教室や解説の他にYouTube・雑誌などメディアでも活躍を続ける小笠原氏。この1ヶ月は主戦場だったグラウンドで健在ぶりをアピールした。

以降は再び”伝道師”として、野球の魅力を発信し続ける。

(写真 / 文:白石怜平)

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