「第17回 小笠原道大杯」メッセージ全文 小笠原さんが選手たちに贈った”一生懸命”が切り拓く未来

12月10日に千葉県市川市の妙典少年野球場で開催された、「第17回小笠原道大杯争奪 市川市少年野球大会」の閉会式。

第1回から毎年会場に足を運ぶ小笠原道大さんは、今年も来場し決勝戦を観戦した。式ではマイクを握り、未来を担う子どもたちへメッセージを贈った。

その言葉には、現役時代からずっと続けてきたからこその説得力があった。本編では全文をお送りする。

(写真 / 文:白石怜平)

今日閉会式を無事迎えられましたこと、関係各所の皆様がご尽力をしてくださったおかげだと思います。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

そして選手の皆さん、試合お疲れ様でした。全部の試合を拝見することはできなかったですが、決勝戦を途中から観させていただきました。

結果として点差は開きましたが、それに関係なく両チームの皆さんが一生懸命、一つ一つのプレーに取り組んでいたことが非常に嬉しく思います。

このことは2チームだけではなく全チームがやってくれたら、今後みなさんの更なる成長につながると思うので継続していってください。

今年も子どもたちに未来に向けたメッセージを贈った

それと、両チームとも活気があったと思います。すごい盛り上がりを見せていたので、それも嬉しく思いました。どんな試合でも最後まで諦めずに元気に取り組むことが一番です。

それが経験になり先々にプラスになると思うので、どんな状況でもみんなで力を合わせて取り組んでください。

試合の結果や個人のプレーでうまくいったこと・いかなかったことそれぞれあると思います。ですが、最初に話した一生懸命挑戦したことが大切だと思います。

目先の結果も大事ではありますが、これから大きくなっていくために必要なことを今体験できているので、今日うまくいかなかったからといってマイナスな気持ちにはならないことです。前を向いて未来のために、『次こそはできるんだ』という想いでもう一度トライする。

子どもたちのこれからの成長を応援し続けている

逆に今日うまくいった選手は、次同じようにできるかどうかは分からないです。なのでもう一度達成できるように、一回でも多く自分の思ったプレーができるようにこれからも頑張ってください。

監督・コーチの皆さん。目の前の試合に勝利することも大事なことだと思います。それだけではなく、目標に向かってみんなで協力をしていくことも大事です。

勝利にプラスして選手個人の成長もすごく大切なことだというのは、自分も指導者として多くの経験を通じて気づいたことでもあります。

指導者の方に向けてもアドバイスを贈った

そこも少し頭の片隅に置いてご指導いただくと、子どもたちの成長につながると思うので、また今後もよろしくお願いします。

長くなりましたが、来年もこの場所に立ってみなさんとお会いできることを願い、挨拶と代えさせていただきます。ありがとうございました。

【関連記事】
「第17回 小笠原道大杯」閉会式 小笠原道大さんが感銘を受けた姿勢と今後の未来に寄せたメッセージ

小笠原道大さん 冠大会で贈った野球少年・少女へのメッセージ「”今何ができるか” アイデアを出し合い、楽しく生活できるように」

「第16回 小笠原道大杯」小笠原さんが子どもたちへ贈った”なりたい姿”の実現に向けたヒント

関連記事一覧