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いわきスポーツクラブ代表 大倉智 指導者の表彰式典で語ったクラブミッションとチームビルディング

豊富なパスウェイを持つ育成システム

いわきFCを運営するいわきスポーツクラブは、独自の育成システムを持つ。子どもたちの育成においては、小学生以下のスポーツ教室である「IWAKI SPORTS ATHLETIC ACADEMY」と中学・高校年代の選抜チームである「IWAKI FC ACADEMY」の2種類がある。

小学生及び中学生・高校生に向けたアカデミー

IWAKI SPORTS ATHLETIC ACADEMYでは、「THE ACTIVE KIDS」を掲げ、体育5を目指そうという活動を17年の設立から行ってきた。

コロナ禍に入る前の19年には、述べ8,302人が参加した。いわきFCのトップチームの選手も近隣の幼稚園を訪問し、スポーツ教室を開催してきた。

ここで大倉は、社会的課題にアプローチしていることについて解説。福島県における肥満傾向児や体力テストの数値、外で遊ぶ場所がないといった課題に対して、行政と共に取り組んでいる。

大倉は「野球やラグビーの指導者と情報交換しながらプログラムを充実させています」と語り、さらにプログラムが充実されていく。

キャリアパスにおいても独自のものを構築している。サッカーのトップチームの他、他種目やレクリエーションといったコースを用意し、マルチキャリアパスウェイモデルを展開している。

マルチキャリアパスウェイモデルの相関図

各コースを行き来することができ、競争選抜を採用していない。仮にトップチームから一度外れたとしても戻れる可能性もあり、新たな挑戦もできる。

子どもたち一人ひとりの特徴を捉え育てる方針で、個々の持つ様々な可能性に対し道を創っているのである。

”100人全員が成長し、幸せになれるアカデミー”

「1人のプロ選手を輩出するために99人を犠牲にしてはいけない。100人全員が大きく成長し、それぞれの目標が達成できるアカデミーこそが目指している”社会価値創造”であり、街づくりにつながる。」

大倉は最後にこう述べセミナーは終了した。

いわきFCは6試合を戦い(4月17日現在)、3勝1敗2分の4位。これから”魂の息吹くフットボール”でJリーグに旋風を巻き起こす。

☆本編の動画はこちらからご覧になれます(09:55頃〜35:20頃)

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