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いわきスポーツクラブ代表 大倉智 指導者の表彰式典で語ったクラブミッションとチームビルディング

「魂の息吹くフットボール」
90分間止まらない、倒れない。相手からボールを奪い、奪ったらゴールを目指す。奪われたらまた奪い返す。それを休まずに続ける。

それは、復興のために倒れずに戦い続けたこの地域の生き様そのものだ。前へ前へと攻め続ける痛快な攻撃的フットボールで熱狂空間を創出する。

「日本のフィジカルスタンダードを変える」
人ではなくチームビルディングで勝利を目指し、チームビルディングの中で人を育てる。身体づくりは少年を大人にし、大人を紳士にする。習慣が選手に成長を促す。身体づくりはアスリートのベース。試合という興行をお客様に提供する上でベースとなるものだ。

「復興から成長へ」
2011年3月11日に起こった東日本大震災から8日後、被災地の惨状を目の当たりにしたドームの安田CEOと今手義明専務がガソリンを満タンにした社用車に支援物資を積み込み、「行けるところまでいこう」と車を走らせた先がいわき市小名浜だった。これが今につながる物語の原点だ。

チームが誕生したきっかけである東日本大震災。これが物語の原点

「チームビルディングを大事に」
どんな考え方でやっているか。大倉はクラブがお客様に提供したい商品、すなわち試合を先で述べた ”魂の息吹くフットボール”であると強調した。

勝利はあくまで結果。90分間止まらない・倒れないというプロセスをお客様に”売る”ことで、熱狂的な空間を創ることに取り組んできたと説く。

また、大切にしている考えの1つとして、クラブが持っているチームビルディングのノウハウで勝利を目指し、人を育てることであると語った。

大倉は「監督が変わったら方針が変わったり、選手がよければその時だけ強いではいけない」とその意図を説明した。

今シーズン在籍している選手の平均年齢は23.7歳(2022年3月1日時点)。チームビルディングの中で育て、若き可能性がJリーグの舞台で輝きを放つ。それと共にチームが常に成長し続けるため、これからもノウハウはアップデートされていく。

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