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カンタベリー 子どもたちに明かしたラグビー日本代表ジャージの開発ストーリー ジャージーに詰まったファンの想いと”サステナブル”

トークセッションでは元日本代表 木津武士さんが登場

続いてのコーナーは「ラグビー日本代表応援トークセッション」。

ここでは日本代表通算44キャップで8月1日に現役引退を表明した木津武士さん、ラグビー日本代表応援アンバサダーの浅野杏奈さんの2人が登壇した。

セッションでは、ラグビーが持つ精神性の素晴らしさやラグビーの楽しさ、試合の観戦する上でのポイントなどを伝え、参加した子どもたちへラグビーの魅力を存分に発信した。

トークセッションではラグビーの魅力、試合の見どころなどの解説があった

ラグビー憲章については、「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」5つのコアバリューがあるとし、子どもたちにわかりやすい例として

「本気で(体と体が)ぶつかり合うが、試合の後に対戦相手同士で交流があるのは他の競技にはなかなか見られない魅力であり、ラグビーの精神性に基づくところがある」と”ノーサイド”について解説した。

また、ラグビーの魅力・楽しみ方については、

「音がすごい。人と人がぶつかり合う音をぜひ会場で観戦して聞いてほしい。ものすごい音がするので」

と、スタジアムでの観戦を呼びかけた。最後には、子どもたちからの質問コーナーも設けられ、「ポジションはどのくらいあるのか」・「体が小さい選手でも活躍できるポジションはあるか」など疑問が寄せられた。

中には、その体の大きさとオーラに惹かれたのか、身体を大きくする方法を聞かれた木津さんは

「小さい頃は、バナナと牛乳をよく食べて飲んでいた。親の作戦かもしれないけど、いつも家にそれがありました(笑)」

とその秘密を明かした。

約1時間半のイベントは瞬く間に終了。夏休み期間ということもあり、子どもたちにとっては自由研究にピッタリなテーマとなった。参加者からは、

「ラグビーやジャージーのつくられ方について色々な話を聞くことできて、とても楽しかったです。(中略)日本代表ジャージーについて、もし自分が前に着ていた洋服が(選手が着用するジャージーの素材に)入っていると思ったら、ドキドキするなと思いました。

前回大会のときは、会場に応援に行ったけど、今回はテレビの前で家族みんなで応援します」(小学3 年/男子)

「(前略)今日はラグビーについて知ることができて、とても楽しかったです。選手の皆さんが着るジャージーがファンの皆さんの洋服をリサイクルしてできていることを知って、とてもびっくりしました。

普段も、おうちではゴミをできるだけ少なくするようにしたり、発泡スチロールを使って工作などもしていて、サステナブルについて改めて大事だと思いました」(小学5年/女子)

といった振り返りがあり、このイベントを通じて子どもたちにとってもラグビーの魅力そして、サステナブルとは何かを改めて考える機会になった。

いよいよW杯がフランスで幕を開ける。ファンの想いが詰まったジャージーを身に、日本代表が世界最高の舞台で躍動する。

(おわり)

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