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「第15回小笠原道大杯」2年ぶり開催。”新しいスタイルの野球”へのチャレンジと小笠原氏が贈ったメッセージ

決勝は両チームともに女子選手が先発

11日は決勝戦の市川南スパローズ対富美浜イーグルスが行われた。ともに初の決勝進出同士の顔合わせとなった。

試合前のセレモニーでは両チームの選手と審判団がマウンド後方に並び、選手1人1人名前を読み上げられる。力強い声と大きな挨拶で熱戦を期待させる雰囲気に包まれた。

試合は10:44にプレーボール。先発はスパローズが田中仁奈選手・イーグルスが白鳥夏音選手と、女子選手がマウンドに上がる。両チームとも女子選手が決勝戦の先発を務めるのは、大会史上初のことだった。

市川南スパローズの田中仁奈選手

市川市では近年女子選手の野球人口が増え、力をつけてきている。地元の中学・高校生で構成されている女子軟式野球チーム「市川グレイスレッド」は、翌12日の女子軟式野球関東大会で優勝。全国レベルで戦うチームである。

富美浜イーグルスの白鳥夏音選手

小学校5年・6年生の少年野球チームで活躍する女子選手を選抜した「市川ガールズ」でもチームメートの2人。お互いに顔馴染みということもあり、より一層気持ちの入ったマウンドになった。初回をともに無失点に抑え、まずまずの立ち上がりを見せた。

試合は2回表に動き出す。スパローズが6番を打つ佐藤颯馬選手の2ランスクイズで2点を先制。3回も3番・渡辺竜之介選手のセンター前、前の回に続き佐藤選手のライト前タイムリーなどでさらに3点を加え、試合の主導権を握る。

攻撃では6番を打つ佐藤颯馬選手が活躍した

田中選手は強力な援護を受けながら1失点の好投を続け、味方打線はさらに2点を加えた。田中選手が降板後も、後続が抑え7-1でゲームセット。スパローズが初の栄冠を手にした。

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