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「第15回小笠原道大杯」2年ぶり開催。”新しいスタイルの野球”へのチャレンジと小笠原氏が贈ったメッセージ

2021年、「新しいスタイルの野球」を掲げる

今シーズンより連盟は”新しいスタイルの野球を合言葉に、改革を進めている。子どもたちが安全かつ楽しく野球に取り組めるよう、グラウンド内外問わず掲げた方針である。

まず活動ガイドラインを制定し、活動は1日最長4時間・遠征は事前申告制とした。制度を浸透させることで、各チームが均等に足並みを揃えかつ感染対策とも両立して活動を続けられるようになった。

1日の練習時間を明確に区切ることで、新たな変化が生まれたという。五嶌理事長はこう説明した。

「野球以外の新たな価値観を子どもたちが見つけたり、家庭内でのコミュニケーションが増えたというお話もいただきました。また指導者側も、4時間の間で集中してどう練習するかという考えに切り替わってきていると感じています」

今シーズン、連盟は工夫を重ね1人の感染者も出さずに完走した(撮影時のみマスクなし)

また、”新しい野球のスタイル”は運営においても浸透している。春季大会の開会式では、例年は全チーム参加するが当日試合のあるチームに限定した。その際、オンラインを活用した取り組みを始めている。

開会式をYouTubeライブで配信し、この日グラウンドで迎えられなかったチームも参加意識を持てるよう工夫を凝らした。

今後、チームと理事同士のコミュニケーションを濃くするために「我々もZOOMなどを活用してやりたいです。対面しなくても会話できるようWebを活用したい」(五嶌理事長)と会議もオンラインでやる構想もある。

連盟の方々が柔軟かつ毅然とした対応することで、ここまで感染者を1人も出さず小笠原杯の決勝戦を迎えることができた。

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