「野球から離れた時は抜け殻状態に」元プロ野球選手 喜田剛 アンダーアーマーでの再起と現在のセカンドキャリア

野球から離れ”抜け殻状態”からのリスタート

喜田は2011年に横浜(現:DeNA)ベイスターズを退団し現役を引退した。小学校3年から高校・大学そしてプロと”野球一筋”。約四半世紀の間、ともに過ごした野球から離れた喪失感は喜田から活力を奪っていった。

「他にやりたいこともなかったので、野球を離れた時は抜け殻状態になってしまいましたね、当時は…」

そんな中始めた就職活動。周囲に相談しながら方向性を見出だした。

「周りからアドバイスをいただいた時、『野球界だけが仕事じゃないよ』と。スポーツに関わる仕事、例えばメーカーとかブランドなどでも野球に関われるので、そこに気づいてから方向性が見てきましたね」

履歴書を国内主要なスポーツメーカー各社に送り、同時にパソコン教室も通い資格を取得するなど準備を重ねた。

そして約10ヶ月に及ぶ就職活動の末、株式会社ドームの関連会社でアンダーアーマーの店舗スタッフなどが所属する「株式会社ドームヒューマンキャンパス」に入社しキャリアをスタートさせた。

アンダーアーマー ベースボールハウス 川崎久地店へ配属当時 (喜田剛公式noteより)

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