• HOME
  • 記事一覧
  • スポーツビジネス
  • 横浜DeNAベイスターズ ”第二の創業”から始まる「世界一のスポーツチームへ」の道のり〜第4期 横浜スポーツビジネススクール〜

横浜DeNAベイスターズ ”第二の創業”から始まる「世界一のスポーツチームへ」の道のり〜第4期 横浜スポーツビジネススクール〜

DeNA10年を節目に”第二の創業”へ

11年秋に「横浜DeNAベイスターズ」が誕生してから今年で12年が経とうとしている。この間、事業面においても大きな変化を経て球団運営を続けてきた。

15年に球団が横浜スタジアムの運営会社である「株式会社横浜スタジアム」を買収し球団と球場の一体運営の実現、17年から20年2月にかけて球場やその周辺の設備増築を行い、外野の両翼に「ウィング席」が設けられた。

20年12月に10周年目を迎えたことを機に、コーポレートアイデンティティ(CI)ミッション、ビジョンを見直した。これを青木さんは”第二の創業”と表現した。

参入時のCIは”継承と革新”

球団ロゴには伝統あるベイスターズのブルーをメインカラーにし、大洋ホエールズ時代に使われていたブロック体を継承。

ユニフォームもホームには日本一に輝いた98年を彷彿させるピンストライプが施され、ビジターも大洋時代に使われていた濃紺を交えながらロゴにグラデーションを入れるなど、コンセプトとして多く活用されてきた。

21年暮れに発表した新たなCIは「心を打つ野球。」

これまで取り組んできた新しいことへの挑戦をさらに推し進め、未来を切り開いていきたいという想いが込められている。

現在のコーポレートアイデンティティである「心を打つ野球。」(球団公式サイトより)

「CIについては球場にきていただいて感動してもらう、そして皆さんの心に残るような野球をしていきましょうと考え制定しています」

ミッションとビジョンについてもそれぞれ新たにつくりあげた。

球団が新たに立てたミッションとビジョン(球団公式サイトより)

これらは社内で議論を重ねに重ねてつくられたものだった。特にビジョンについては、議論で挙がった意見などについても触れながらその過程を説明した。

「100年先に野球があったらどうなるかをテーマに社内で何度も議論しました。『野球は当然あるよね』・『いや、人口も減っているし、野球がもしかしたらなくなっているかもしれない』などそれぞれ異なった意見がありました。

であれば、100年先も野球が続くように我々が頑張っていこうと。尚且つ、この横浜という場所で感動を分かち合いたいというのが我々のビジョンへなっていきました」

これらを踏まえ、木村洋太社長をはじめとした球団は21年末に中長期計画として以下を掲げた。

「20年後に世界一のスポーツチームに」

その過程の中で、「5年後に世界最先端の取組むスポーツチームになる」といったマイルストーンを敷いている。一歩一歩進んだその先、世界のあらゆる競技の中でトップになるという大きな目標を見据えている。

バウアー投手での経験は貴重な経験”

関連記事一覧