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五十嵐亮太 日米23年のキャリアから語る日本野球の現在地〜後編〜「アメリカでは全て自分で決めなければいけない」

10年ぶりのヤクルト復帰

プロ22年目、40歳となる19年、古巣ヤクルトへ10年ぶりに復帰した。

4月のみで5勝を挙げるなど45試合に登板し防御率2.98と、古巣のファンに元気な姿を見せた。

「出て行ってから戻ってきてこんなに応援してもらえるんだという驚きと感謝の気持ちがいっぱいでしたね」

新型コロナウイルスの影響でイレギュラーなシーズンとなった20年、コンディションが上がらず開幕後も2軍で調整を続けていた。8月に現役引退を表明し、10月25日の中日戦(神宮)が最後の登板となった。ブルージェイズ在籍時のチームメートであったシエラを1球で打ち取り、現役生活に別れを告げた。

上述のホークスの話に続き、計13年在籍したヤクルトの魅力も語ってくれた。

「ヤクルトは選手が伸び伸び野球をできる環境で、オンとオフの使い方がうまいチームです。自ら考えられる強い意識や自覚を持った選手が台頭すると思います。あと移籍した選手誰もが『このチームでできてよかった』と言ってくれるんですよ」

そして最後、日本の野球がよくなるためには何が必要かを山崎は聞いた。

「どんどん動きが活発になればと思います。FA制度もそうですし、2軍で燻っている選手も無くさないといけない。選手にとって厳しい状況になるかもしれないですけども、そういった状況でやった方が能力も伸びやすいし経験も積めます。経験が多い方が発想であったり今後に活かせると思うので」

約2時間のセッションは盛り上がりの中、惜しまれながら終了した。今後も野球界に恩返ししたいと語った五十嵐。海外の野球を知る貴重な経験を今後どのように伝えていくのか、次のステージも目を離せない。

参考:SBA(スポーツ ビジネス アカデミー)運営オンラインサロン「THE BASE」

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