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アンダーアーマー ベースボールフェスタにロッテ・藤原恭大選手が初登場!トークショーで子どもたちに語った”大きな夢”と実現までの道のり

大きく掲げ実現した目標「ドラフト1位でプロに行く」

次のプログラムはトークショー。ここでのテーマは藤原選手の抱く”夢”について語った。

今年7月にアンダーアーマーは、契約選手6名(藤原選手に加え、松田宣浩選手・柳田悠岐選手・今宮健太選手・山﨑康晃選手・吉田正尚選手)とともに、次世代のアスリートに想いをつなぐキャンペーンを展開した。

その一環でメッセージ動画の公開も行い、藤原選手は「夢を大きく」を掲げた。その想いについて問われるとこう答えた。

「小学生・中学生の時に、”プロ野球選手になる”という大きな目標を持ってずっと取り組んでいました。夢や目標を設定した方が成長につながると思っています」

藤原選手が次世代につなぐ想いは「夢を大きく」(提供:アンダーアーマー)

動画では、「本当にプロ野球選手になりたいならそれぐらいの練習をしなければいけない。(中略)その目標に見合った練習をしないといけない」と語っている。

これは母校・大阪桐蔭高校の西谷浩一監督からの指導で伝えられた言葉である。では、具体的にどんな目標を立ててどんなプロセスでそれを実現させたのか。

「僕は”ドラフト1位でプロに行くこと”を目標に掲げていました。同級生には根尾昂選手(中日ドラゴンズ)がいて、彼も同じ目標を持っていましたので、2人で切磋琢磨しながらその”ドラフト1位”に向かって、毎日毎日必死に練習していました」

子どもたちに向けて”大きな夢”を持つ大切さを語った

藤原選手は高校時代は2年・3年時に春夏連続で甲子園に出場。3年では4番を務め、甲子園春夏連覇の原動力となった。

甲子園通算では19試合で打率.318、5本塁打、21打点。甲子園通算5発は高校の先輩である森友哉選手(オリックス・バファローズ)に並ぶ左打者最多記録である。

これらの活躍が評価され、18年のドラフト会議では東北楽天ゴールデンイーグルス、阪神タイガース、そしてロッテの3球団から1位指名を受けた。

ここで、実際に夢が叶った秘訣を問われた。

「本当にひたすら練習することです。チーム練習ももちろんですけれども、終わってからの自主練習が大事です。10分でも20分でもそれを続けることが重要だと思います」

夢の実現の過程では、”いかに自分で練習すること”が大きかったと語る

トークショーの最後には、目を輝かせて話を聴いている子どもたちに向けて、

「一緒にプロの世界でプレーできることを楽しみにしていますし、僕も頑張りたいです」

と来シーズン以降の更なる飛躍を誓った。

「5年後・10年後にプロ野球選手として一緒にプレーを」

最後は、子どもたちからの質問コーナーへと移った。限られた時間の中、少しでも藤原選手へ聞こうと次々に手が挙がった。

高校時代に最もキツかった練習について問われると、

「大阪桐蔭では冬季練習が有名で、冬練がとてもキツかったです(苦笑)ガムシャラにひたすら目の前のメニューをやっていました」

質問では多くの手が挙がった

また、先ほどアドバイスを受けた打撃についてもまだ聞き足りないことを質問した。打席で意識していることは何かという問いについては

「身体が前に突っ込まないようにすること。ここはすごく意識しています」

と子どもたちにもわかりやすくシンプルに回答した。

そして、守備についても質問が及んだ。外野の打球判断をどのように行っているか。

「フライが上がったら、感覚ではありますが一度ステイする意識を持って、前か後ろかの判断をします。前の打球の時は素早く動き出さないといけないですし、打球に合わせて動きます」

と、自身の判断の仕方を説明した。

1時間半行われたベースボールクリニック、瞬く間に時間が過ぎた。名残惜しい雰囲気が漂う中、最後に藤原選手から子どもたちへメッセージを贈った。

「今日は本当に楽しかったです。これから、5年後・10年後にみなさんがプロ野球選手になって一緒にプレーできるように頑張って行きますので、これからも野球を続けてくれてたら嬉しいです」

と将来同じグラウンドでプレーすることを、もうひとつの”夢”に掲げイベントは幕を閉じた。

終了後は全員のウェアにサインした

次ページ:今後も「目標をしっかり持って野球人生を送りたい」

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