• HOME
  • 記事一覧
  • 野球
  • 元中日・吉見一起 プロ野球OBクラブ新企画に登場 トークショーで語った侍ジャパンでの経験とドラゴンズへの”アドバイス” とは?

元中日・吉見一起 プロ野球OBクラブ新企画に登場 トークショーで語った侍ジャパンでの経験とドラゴンズへの”アドバイス” とは?

現在のドラゴンズに向けた意見とは?

続いては、古巣であるドラゴンズについての話題に。27日時点でセ・リーグ最下位と苦戦を強いられているが、現在の課題について問われると投手目線ならではの意見を述べた。

「軸になる打者がいないですよね。ただ、僕が教えられたのは『点を取られなければ負けない』。引き分けたら優勝できないと思うかもしれないですが、1勝142分けでも優勝できるんです。

投手陣が『自分の投球が出来ました』と言うのですが、負けたら意味ないと思います。なので投手陣ではないかと考えています」

現在、ドラゴンズのチーム防御率はリーグ3位の3.36(※8月26日現在)と決して悪い数字ではない。ただ、投手目線・そしてOBとして愛情があるからこその厳しい意見だった。

「先制点を取られないこと、これは必須です。あと3本柱である大野(雄大)投手・柳(裕也)投手・小笠原(慎之介)投手が貯金できていないので、まずは3人とも貯金をつくってほしいですね」

ドラゴンズ出身の投手として厳しいながらもエールを贈る

吉見氏がエースとして活躍し連覇を果たした10年・11年は、チーム打率がそれぞれリーグ5位・6位ながら防御率は両年ともリーグトップをマークし、投手陣を中心に守り勝っていた。自身の経験も踏まえて今後上位に上がるポイントについて語った。

「僕が現役の時も点が入らないと言われてたんですよ。投げている僕としては、我慢強く投げていれば点は取ってくれると信じていました。ただ、そのタイミングを僕はコントロールできない。

なので、『この回は大事だな。この回を抑えたら点を取ってくれる』といった先読みをしながらマウンドに上がっていました。あとは、点を取ってもらった次の回を大事にしてきたので、そこを必死に抑えることを徹底してきた結果勝つことができました。

試合の流れを読むというのは外にいると分かりづらいかもしれないですが、グラウンドにいれば分かると思います。僕でできたので今の選手たちもできるはずです」

次ページ:先発投手は”ぽっちゃり”がいい!?根尾投手へのアドバイス

関連記事一覧