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兵庫ブレイバーズ 柏木寿志「常にNPB入りを意識した」”3度目の正直”で目指す今シーズンの新たなる挑戦

来る10月20日、3度目の念願成就へ

高校を卒業し兵庫ブレイバーズへ入団し、野球の実力もさることながら心身ともに成長してきた。独立リーグでプレーすることで、気づくことができたことについて聞いてみた。

「ここでプレーすることで、自分の足りない部分を知って研究する機会に恵まれました。監督やコーチもですし、チーム以外の方からメンタル・技術両面で足りない部分を気づかせていただきました。全て自分で吸収しようと思って変われたので、感謝しています」

チームにも橋本大祐前監督(元阪神)を始め、坂本工宜や来シーズンから監督に就任した山川和大(ともに元巨人)そして久保康友とNPB経験者4人が在籍していた。目標の世界でプレーしていた方の意見もとても参考になったという。

「今年は山川さんが野手で出る機会が多く(本職は投手)、常に練習や試合間の一緒にいることが多かったです。その時に私生活面でもアドバイスをいただいたのですが、一番強く教わったのは『スカウトが来ている時など、いかに大事な場面で結果を出せるか』という”メンタル力”でした」

NPB経験者の山川新監督からも貴重なアドバイスを受けた

いよいよ、ドラフト会議まで2週間を切った。高校入学後に”夢”を”目標”にしてから5年、2度の悔しさを乗り越え、運命の瞬間が日に日に近づいている。アピールポイントはどこか、自身の口で改めて語ってもらった。

「まずは元気が1番です!野球で言うと打撃では長打力、守備では1本目の速さと肩の強さ。ここが自分の持ち味だと思っています」

もちろんドラフト指名がゴールではなく、スタートになる。これからも続く野球人生、今後の夢を聞いた。

「野球をやる子どもたちはもちろん、地域の方たちや野球に馴染みが薄い方達にも尊敬される野球人になりたいです。大谷翔平選手のようにみんなに愛される選手になりたいと思っているので、これからも一生懸命野球と向き合ってやっていきたいと思います」

運命の日を間もなく迎えようとしている

言葉の端々に込められた自信に溢れた言葉、これまでを振り返る際に何度も発せられた「NPBに行くために」という柏木の枕詞が決意の表れであった。悔し涙が嬉し涙に変わる瞬間をみんなが待ち望んでいる。

(おわり)

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