”24時間365日川崎にコミット” ブレイブサンダース 生粋の川崎人が掲げるキーワードは「スポンサーアクティベーション」

コロナ禍で感じた温かさと感謝

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中を襲った。スポーツ界も影響を受ける中、Bリーグ、そしてブレイブサンダースも例外ではなかった。シーズン佳境を迎えていた3月下旬以降、試合はチャンピオンシップ含め全て中止を余儀なくされた。

現体制となって2シーズン目、スポンサー数も増え始めたタイミングでのコロナ禍だったという。

「僕らの2シーズン目がコロナ禍になってしまったのですが、ようやくスポンサー様が増えてきたというタイミングでした。特にスポーツへの協賛が初めての企業様が多かったのもありましたので。まず、我々はシーズンが中止になった期間を鑑みて、いただいていた協賛金の3分の1を返金することを決断しました。

売り上げが3分の1減るので大きな決断でした。優勝争いやチャンピオンシップなどで一番盛り上がるタイミングで実施されなかったということは、スポンサーをする最大の理由だろう・その機会を失うということはどういうことかを考えた結果の決断でした」

スポンサー様の想いも背負い、日々業務に取り組む

スポンサー撤退、はたまた経営危機などが頭をよぎる中、板橋さん始めクラブの努力は固い絆となって危機的状況の中で発揮された。

「スポンサー様には返金しますとご案内をしたのですが、ほとんどが『その返金は要りません』と。苦しいのはクラブですし、ブレイブサンダースを応援すると言う意味での協賛なのでクラブのために使ってほしいと本当に大多数のスポンサー様から声をかけていただきました。

だからコロナを言い訳にせずに攻めるしかないと思いましたし、スポンサー様からの厚意に報いる価値を提供しなきゃいけないと。お金だけではない気持ちの部分までサポートいただいていることには涙しましたし、改めてお付き合いじゃなく気持ちで協賛していただいてると感じましたね」

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