アルバルク東京 笹倉怜寿 覚悟を持って臨む復帰2年目のシーズン「戦う姿・ハッスルする姿を見てほしい」

10月にいよいよ開幕するBリーグ2022−23シーズン。

B1東地区に所属するアルバルク東京は、かつてリトアニア代表のヘッドコーチ(HC)を務めたデイニアス・アドマイティス氏を新指揮官に招聘し、連覇を果たした2019−20シーズン以来の覇権奪還を目指す。

そのアルバルク東京でPGを務める笹倉怜寿は、昨年に仙台89ersへの期限付き移籍からの復帰2年目を迎える。

笹倉は、中学時代に八村塁選手(ワシントン・ウィザーズ)らとともに全国中学校大会に初出場し準優勝を皮切りに、東海大三高校でも全国大会に出場・東海大学時代も3年時にリーグ戦とインカレで2冠獲得に貢献した実績を持つ。

2019−20シーズンに特別指定選手としてアルバルク東京に入団し、翌2020−21シーズンは仙台89ersに期限付き移籍。プレーオフ含め54試合に出場した。

そして上述の通り昨シーズンアルバルク東京に復帰し、チャンピオンシップ含め23試合に出場を果たした。

笹倉は14日、ラジオ番組「池袋スポーツ&エンターテインメント(池袋FM)」にゲスト出演。2シーズンぶりに復帰した昨シーズンを振り返ると共に、今シーズンへの意気込みなどを語った。

(写真提供:アルバルク東京、取材協力:池袋スポーツ&エンターテインメント、取材 / 文:白石怜平)

注目ポイントは”アグレッシブさ”

ー 昨シーズンを振り返りたいと思います。仙台89ersからアルバルク東京に復帰して1年目のシーズンでしたが、笹倉選手にとってどんなシーズンだったでしょうか?

笹倉:難しいシーズンではありました。仙台での経験をアルバルクにし戻ってきて発揮する覚悟でしたが、なかなかパフォーマンスを発揮する機会がなかった。自分の実力不足を考えさせられるシーズンだったと感じています。

ー チームとしても優勝を逃した悔しさがあったのではないでしょうか?

笹倉:チームとしても怪我人が出たりなどと、100%の力が発揮できたかと言えばそうではないし、その悔しさは全員今シーズンに必ず繋げようという気持ちでやっているので、100%の力を発揮する準備をこれからしていきたいです。

ー 昨年は仙台に期限付き移籍を経て戻ってきましたが、チームの雰囲気は1年置いた違いはありましたか?

笹倉:練習中の緊張感は変わってないと感じました。ただオフコートでの会話やコミュニケーションはより活発になったと思いました。

ー 久々に顔を合わせるチームメートの反応はどうでしたか?

笹倉選手:おかえり!って言ってくれたり、すごくみんな受け入れてくれました。ウェルカムな感じでしたね(笑)

ー昨シーズンまで長らくヘッドコーチを務めていたルカヘッドコーチ(HC)から代わりデイニアスHCが就任しました。選手の入れ替えもありましたが、新体制に向けてどんな準備をしていますでしょうか?

笹倉:本当にゼロからのスタートで、デイニアスHCがどういうバスケットボールをするのかまだ分からない状態からのスタートでしたので、少し不安もありますが、新しいチャレンジが始まっているのでワクワクドキドキという気持ちの方が強いです。

ー それは今シーズンすごく楽しみですね!

笹倉:はい。うまく行くこととうまく行かないとで言うと、後者の方が多いと思いますが、チーム一丸となってチャレンジすることはすごく楽しみです。

ー 今シーズンの”俺のここを見て欲しい!” 注目ポイントはありますか?

笹倉:アグレッシブにプレーしてるところです。昨シーズンは自分の中で消極的な部分があったので、当たり前ではありますが、戦う姿・ハッスルする姿を見てほしいです。

ー 積極的に相手にぶつかるなどもあると思いますが、特にどういうシチュエーションで発揮したいですか?

笹倉:得点シーンだけではなく、ゴールに対しても果敢にアタックする想いを強く持っています。その中で状況判断も求められますし、得点につながるプレーをして行けたらなと思います。

ー 武器は駆け引きとのも伺いましたが、試合中の駆け引きで決めたいシーン・決まったシーンはありますか?

笹倉:ポイントカード(PG)ですけれどもポストアップが得意なので、できる機会があったらもちろんやりたいですし、スピードに課題を持っているのでそれを補うフェイクなど、相手を”騙す”プレーを仕掛けていきたいと思います。

ー では最後になりましたが、改めてファンの皆さんへ今シーズンへの意気込みをお願いします。

笹倉:本当にゼロからのスタートになると思うので、まずチャレンジする姿をファンの方には見ていただきたいですし、共にチャレンジする気持ちで戦って行きます。覚悟を持ってプレーをするので1シーズン、僕らに付いて来てください!

今シーズン懸ける想いや笹倉のプロバスケットボール人生について、番組収録時に特別インタビューを行った。その模様は後日お届けする。

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