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レッドソックス・吉田正尚が大阪に凱旋 ファンとの”キャッチボール”と師匠との対決も!~アンダーアーマー ベースボールフェスタ2023 in 大阪~

糸井さんが明かしたオリックス時代のエピソード

ここで、2人のトークコーナーに。吉田選手の一年の活躍を訊かれると「痺れました!正尚~って何回叫んだか」と興奮が蘇るかのように語った。

糸井さんはオリックス在籍時の16年、ルーキーだった吉田選手と1年間だけ一緒にプレー。当時のおもしろエピソードも明かした。

「ルーキーの時から自分をしっかり持っていましたね。なんか僕のバットケース勝手に開いて『糸井さんのバットいいですね~』ってバット広げる人でしたから(笑)」

オリックス時代のエピソードを明かした

吉田選手もこのことを今でも印象に残っていたそう。あるワクワクを思い出しながら話した。

「日米野球ですかね?当時糸井さんのバットケースに、メジャーリーガーのバットがたくさんあったんですよ。それを見て”すごい!”と思って見させてもらいました」

糸井さんはすかさず、「普通開けないでしょ!僕いないときに(笑)」とツッコミを入れて会場が再び笑いに包まれた。

また、昨年の自主トレ時の話題に。糸井さんは吉田選手のトレーニングに参加し、打撃投手を務めた。

22年限りで現役を引退したが、たぐいまれな身体能力と元々投手ということもあり、現役投手に引けを取らない球を投げ込んでいたという。

2人の師弟関係は続いている

「やはりメジャーリーガーで背が高くてガタイがいい方がいいでしょうから、僕が投げることで実戦を想定してもらうのが一番いいかなと」と語った糸井さん。

188cm/99kgの体格から投げ込まれる球を打ちこんだ吉田選手は「角度もありましたし、実戦的でしたよ」と師匠に感謝した。そして、最後に吉田選手への期待について問われると、

「期待しかないです。力はあるので、MLBでタイトルを獲って欲しいなと。特に首位打者ね」と力を込めてエールを贈った。

糸井さんからも熱いエールを受けた

「3割打つのは難しいと感じた」来シーズンに向けて

チャレンジの後はフォトセッションが行われ、約1時間のイベントは惜しまれつつ終わった。吉田選手は来シーズンへの意気込みについて語った。

「今年の前半は(打率トップにも立ち)いい位置にいたのですが、後半失速してしまいました。メジャーでも3割打者が数人しかいないので、3割打つのは本当に難しいと感じました。ただ、1年間やって投手のことや日本との違いも分かってきましたので、あとは自分のスキルを磨いていきたいです」

来シーズンのさらなる活躍を誓った(提供:アンダーアーマー)

22年にオリックスで日本一に輝き、メジャー挑戦決定からWBCそしてアメリカでのシーズンとまさに激動の期間を過ごした。2年目に向け最後にこう語って締めた。

「WBCで世界一になってボストンでプレーして帰ってきましたけれども、シーズンでは140試合ほどしか出れなかったので162試合、ポストシーズンを入れるともう20試合、最後まで出られるように体づくりをやっていきたいと思います。ファンのみなさんにいい報告ができるよう引き続き精進していきます」

参加者の退場にはハイタッチでお見送りし、選ばれたファンにとっては至福の空間となった。

イベント終了後は「アンダーアーマーブランドハウス大阪」にサプライズ訪問し、自身のパネルにサインを記した。通りすがった方々はそのオーラにすぐ気づき、瞬く間にどよめきが起こっていた。

(おわり)

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