
「The Shohei Ohtani Collection Tokyo」 ニューバランスと大谷翔平選手が描いた軌跡を渋谷で期間限定公開
3月14日、SHIBUYA TSUTAYAにて「The Shohei Ohtani Collection Tokyo」がお披露目となった。
翌15日から23日の間、大谷翔平選手そして6年ぶりに開催される日本でのMLB開幕戦「MLB Tokyo Series presented by Guggenheim」(以下、MLB東京シリーズ)を渋谷から発信・盛り上げる期間となる。
(取材 / 文:白石怜平)
「野球そのものを楽しむ野球少年の姿」
同イベントは、24年3月に発表した大谷選手のシグネチャーロゴに込めた「野球そのものを楽しむ野球少年の姿」がアイコンとなっている。
スポーツを体験する・応援する・学ぶことの楽しさをより多くの方に知ってもらいたいという想いから開催が実現した。大谷選手のように、まず好きなことに真摯に向き合い、思いきり楽しむことが大切という想いやメッセージをここ渋谷の地で発信する。
開催場所はSHIBUYA TSUTAYAの地下1階と地上1階・7階の3フロア。
「The Ohtani Signature Collection」の新作などの関連商品販売をはじめ、シグネチャーロゴのストーリーや大谷選手のグラウンドでの躍動感を体感できるスポット、展示品などが揃う。
様々なコンテンツを通じ、大谷翔平選手とニューバランスが歩んだ軌跡とともに、「自分の好きなことに真摯に向き合い、楽しむ」というメッセージが各所に込められている。

1Fでは「50/50」達成時のクリーツが特別展示
1Fの”Exhibition”に大谷選手とニューバランスがこれまで歩んできたことを振り返る展示が用意されている。
バッティンググラブやエルボーガードなど試合で着用したギアに加えて、前人未到の記録”50/50(=50本塁打50盗塁)”達成を記念して数量限定で発売されたTシャツ「50/50 CLUB Tee」などが所狭しと飾られる。


その中には全国の小学校にプレゼントしたグローブにまつわるクイズや、大谷選手の手の原寸大イラストなど参加型で楽しめるコンテンツも盛り込まれている。
そして、最も注目すべきはその「50/50」を決めた日(9月19日)に履いていたクリーツも展示。達成した際にニューバランスが制作した特別動画の一部を再現した部屋内にあり、その壁には撮影にも使用した鍵も飾っている。
なお、デコピンのイラストが描かれたこのクリーツは後日アメリカ野球殿堂に贈られるため、日本ではこのタイミングしか見られない。

さらに歩を進めると、「Signature Logo Installation」と題し、等身大の大谷選手が投・打・走で躍動するシーンを3D プリントアートと照明で再現されている。
革新的な立体造形技術をコアに持つブランド「130(ワンサーティ)」が制作したもので、最新CMやシグネチャーロゴの軌跡を描いたムービーをバックに没入感のある空間を体験できる。

B1階はロッカールームをイメージしたショッピングエリア
地下1階ではショッピングエリアを展開。球場のロッカールームを忠実に再現しており、その場にいるだけでも球場の中にいる感覚を味わえる。
ニューバランスの最新シューズやアパレルが並び、キャンプなどで大谷選手が着用したものもラインアップに含まれている。
フロア内にある「Craft Station」では、キャップを含む1万円以上のお買い上げで、キャップへオリジナルワッペンをカスタムできるワークショップも実施する。


7階には「New Balance Sports Book Café」
7階のカフェには、大谷翔平選手のシグネチャーロゴが制作されたプロセスを紹介しているスポットや、大谷選手の写真と共に設置された巨大なグローブのモニュメントがある。
このシグネチャーロゴのデザインを担当したのは、漫画「スラムダンク」の原作者である井上雄彦氏。実は大谷選手の強い要望で実現したものだった。
大谷選手と言えば投げて打ってという二刀流をイメージする人も多いかもしれないが、シグネチャーロゴでは走るシルエットが描かれている。
次の塁に向けて”走る姿”をモチーフにしたのは、「次の夢に突き進む姿勢を示す」想いを込めたから。それは大谷選手の野球人生における歩みを表現したものになっている。
この7階では、大谷選手と井上氏の直筆サインが加えられたシグネチャーシューズのボックスや、井上氏から大谷選手へエールを綴ったボールなども展示。
また”Cafe”ということもあり、アメリカの球場で販売されているフードメニューをイメージしたハンバーガーやホットドッグなどの限定メニューも味わうことができる。
大谷選手のメッセージや想いが満載の本イベントは23日まで開催される。20日には、子どもたちを対象にした野球レッスン「Kids Ball Park」を開催。ニューバランスアスリートで昨年現役を引退した青木宣親氏をコーチに迎え、スペシャルクリニックとトークショーが行われる。
東京ドームに加えて、SHIBUYA TSUTAYAがもう一つのアイコンとしてMLBを盛り上げていく。
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