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西武ライオンズOB戦 メヒアさんが豪快な逆転2ラン「感触もすごく良かった」おなじみのフレーズも披露

3月16日、ベルーナドームで 『LIONS CHRONICLE 西武ライオンズ LEGEND GAME2024』が行われた。

ライオンズブルーのユニフォームを身にまとった63名のOBが一堂に集まり行われた試合。その一員として、21年までプレーしていたエルネスト・メヒアさんも参加した。

現役時代と変わらない打撃を見せ、優秀選手賞に輝いた。

(写真 / 文:白石怜平、一部敬称略)

21年までプレーした、今も愛される名助っ人。

メヒアさんは14年5月にライオンズへ入団すると、来日直後からその打棒を発揮。この年打率.290・34本塁打・73打点を記録し、同僚の中村剛也選手とともに本塁打王を獲得した。

同一シーズンかつ同一球団から複数の本塁打王獲得者が出たのは出たのは2リーグ制以降では初、さらにシーズン途中入団での本塁打王獲得も史上初の快挙だった。

21年以来のベルーナドームでのプレーとなったメヒアさん

16年は自己最多の137試合に出場し、35本塁打・103打点とキャリアハイをマーク。21年途中に退団するまでの約8年間で738試合に出場、142本塁打・406打点の成績を残した。

メヒアさんはOB参加のために来日。都内のバッティングセンターで家族と一緒に調整するなど、愛する日本でのプレーを楽しみにしていた。

グラウンドに入ると、一際大きな体はファンの目にすぐ入った。スタンドから声援を受け、手を振り続けた。

打撃練習では柵越えを連発

ケージに入ると飛距離は健在だった。アメリカでもトレーニングを続けており、バットも2本持参したという。大きな音と共に打球が次々にスタンドへと放り込まれた。打球が入る度にざわめきが起き、早くもファンをワクワクさせた。

真横にいたオレステス・デストラーデさんはじめ、参加する選手たちも練習を見入っており、「まだ現役でいけるんじゃない」という言葉があちこちで聞こえてきた。

デストラーデさんとポーズを決め合った

試合では一時は逆転となる本塁打を放つ

メヒアさんはチームLIONSの4番・一塁で出場。第1打席、当時の応援歌が奏でられスタンドも一体になった。

小野和幸投手と対戦しフルカウントから真ん中に来た球を振り抜くと打球は左翼へ舞い上がる。スタンドへ入ったかと思われたがフェンス手前で失速し、木村文紀選手のグラブに収まった。

惜しい当たりに本人は苦笑いをみせるも一塁ベンチでハイタッチで迎えられた。

最大の見せ場は4回の第2打席だった。後藤光貴投手の投じた3球目、鋭いライナーで今回は文句なしでレフトスタンドへ突き刺さった。一時は逆転となる貴重な本塁打だった。

逆転本塁打となり、球場のボルテージが最高潮に

ファンが振っているフラッグや在籍当時のユニフォームを背に、メヒア選手はゆっくりとダイヤモンドを一周した。そして東尾修監督から深々と頭を下げられながら迎えられた。

ハイタッチを終えるとマイクを渡され、ヒーローインタビューでお馴染みの「メヒアサマサマヤ〜」が披露された。

試合後の表彰で、メヒアさんは優秀選手賞に選ばれた。春日俊彰さん(オードリー)から試合について訊かれると、

「一時はリードを奪うホームランで感触もすごく良かったです。OBの選手としてみんなで集まって、ファンの皆さんの前でプレーできたことが本当に最高だったと思います」と振り返った。

表彰式でも喜びのコメントを寄せた

本塁打後のパフォーマンスについても訊かれると、

「非常に気持ちよかったです。もともと栗山選手が冗談で言っていたものが定着したもので、久しぶりにやれて楽しかったですし、この試合の良い場面で、皆さんの前でできたことがすごく嬉しかったです」と笑顔を見せた。

しかし、表彰はここでは終わらない。MVPの秋山さん・メヒアさんに続き、伝説の打者かつ名伯楽がヒーローインタビューとして招待された。

つづく

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