【連載企画】四国アイランドリーグPlusの今〜徳島インディゴソックス編〜

経営への影響は試合の開催次第

一方、運営面ではどのような状況なのか。こちらは谷田球団代表に話を伺った。徳島県内の感染者数は7月13日現在で10人であるが、他県同様に外出や営業を自粛していた。

4月の緊急事態宣言後、球団事務所の入っているビルは閉鎖。職員は全員在宅勤務に切り替わり、地域や企業との関わりについても外回りが満足にできない状況であった。当面は無観客開催になることで、球団の経営にどのような影響を受けているのか。今の状況を語った。

「スポンサー様は昨年を超す勢いで集まっていただいたのですが、試合ができないことになり、企業様の名前を冠する試合をどう扱うか。仮に行われなくなってしまえば収入がなくなります。来年に回すとなると、今年はマイナスにならないですけども来年落ち込むことになりますし、どう扱うかによって大きく変わります。今は予想がつかないのが現状です」

運営面の状況について話す谷田球団代表

公式戦開催時以外にも影響があったという。谷田球団代表はこう続けた。

「開幕戦で1万人動員するプロジェクトを立ち上げたのですが、全て流れてしまったのと開幕に向けて制作したチラシは廃棄になってしまいました。グッズの販売イベントや決起集会も全てキャンセルになってしまったのでその売り上げがなくなってしまいました」

6月1日、四国アイランドリーグPlusは6月20日の開幕が正式決定。現在も無観客で行われているが、7月24日からついにホームゲームで観客を入れての開催が決まった。

個人及び法人会員、スポンサーは開幕までに概ね契約は締結。あとは観客を入れて試合が開催されるかに懸かっている。今は球団スタッフも応援してくれる方々を迎えるため日々準備を重ねているところだ。

昨年オフに球団代表に就任。新たな挑戦が始まっている(球団提供)

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