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「これからは”共創”が必要になってきます」上林功氏が説く今後のスポーツビジネスの形〜横浜スポーツビジネススクール 第2回編②〜

共創を率先して行ってきたベイスターズ

この”つくる”こと、特にみんなで一緒に行う”共創”というのが、2010年代の前半から中盤ごろにかけて社会に浸透してきた。この共創をいち早く実践していたのがベイスターズであったと上林氏は語る。

「具体的に何をしたかと言うと、17年に横浜スタジアムの隣に場を作ったんです。それが『THE BAYS』です。僕も当時参加者だったのですが、南場オーナーらも参加して学生たちとこの場所でワークショップを当時からやっていたんです」

それが同年6月と7月に行われたハッカソン「超☆野球」。様々な技術を活用して、今までの野球を超えた新しい野球を創り出すことを目的に、それぞれアイデアを出し合い開発するワークショップを開催していた。

技術者や大学生・ベイスターズファン約40名が集まりディスカッションし、現オーナーの南場智子氏や現球団社長の木村洋太氏も参加したイベントだった。

「青く光るデバイスを開発して、持っているファン同士が球場など集まる場所で光が大きくなっていくのはどうだろうというアイデアがあって、『面白い、やりたいですね』と。

たくさんの人が意見を交わしながら、その中でアイデアを作る。これがイノベーションを起こす大切な要素です。とにかくたくさん集めて1つキラ星を見つけるんです」

ワークショップではアイデア出しから行われた

これらの講義を踏まえ、残りの時間はワークショップで「ボールパークをみんなでどう創り上げていくか」のアイデア出しなどを行っていった。

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