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「1軍に残れるかビクビクしていた」石井丈裕 黄金時代の西武入団から後に打ち上がる”大きな花火”の前夜まで

開幕1軍入りも「とにかく残ることに必死だった」

プロに入り初のキャンプ、王者のチームならではの雰囲気に圧倒されたという。

「いやぁ、緊張感がこれまで以上でした。投内連携でストライク1つ入れるのもプレッシャーとの戦いですよ。ライオンズの練習はとにかく実戦に近かったです。基本に忠実だったということですよね」

ただ、これまで幾度の逆境を乗り越え、大舞台でも物怖じせず投げた男はここで屈することはなかった。オープン戦でも好投を続け開幕1軍の切符を掴んだ。

「とにかく1軍に上がること・残ることに必死でした。森山(良二:来季よりソフトバンク3軍監督)さんも前年新人王でしたが、好投しても1軍に上がれないということもありましたから。

新人王を獲った方ですよ?それでもそんな状況になりますから。その後潮崎(哲也)なども入りますし競争がずっと激しかったですよ」

競争が激しい中でも実力を発揮してきた

まず最初の目標をクリアした石井は、先発とリリーフで投げるもここでプロの壁にぶつかった。33試合に登板するも4勝4敗、防御率は4.33の成績でルーキーイヤーを終えた。

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