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「ES CON FIELD HOKKAIDO」竣工式 約65万人の方たちの力で完成した”世界がまだ見ぬボールパーク”

「北海道のシンボルとしてつくりあげる」

午前11時、グラウンド上のホームベース付近で神事が開始された。

玉串奉奠などを行った後、本球場を建設した(株)大林組 北海道 BPJV 工事事務所の竹中秀文所長から、(株)ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの川村浩二代表取締役社長へボールが手渡された。

そのボールとは、20年4月の起工式の際に始球式で使われたボール。その”絆”のボールが直接手渡されると会場が大きな拍手に包まれた。

川村社長にボールが手渡され固い握手を交わした

そして、川村社長が代表してマイクの前に立った。球場の建設に関わった関係各所へ感謝の気持ちを述べた。

「2020年の春に着工し、3年弱経ちました。その間様々なご苦労があったのではないかと思っております。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、夏の暑さ・冬の雪もありました。その中できちっと工期を守っていただき、さらにはこのような素晴らしい施設の中で竣工式を迎える事は、ひとえに皆様方のご尽力の賜物ではないかと言うふうに思っております。

皆様方、一人ひとりの努力に敬意を表するとともに、ただただ感謝を申し上げます」

18年に建設地が北広島市に決定して以降、行政との連携もさらに密に進めてきた。

「今後とも、弊社の最大のパートナーとして、”AMBITIOUS”ともいえる挑戦に共に進んでいきたいと思っております。この施設を使い、地域の方々と連携し、北海道の社会的課題解決にも図っていきたいです。

そして道民の方々に夢と誇りと愛着を感じていただけるような空間。まさに北海道のシンボルを作り上げていく所存です」

と、球団と地域がさらに結束していきたい想いを述べた。

そして、ついに完成した最高のハード面。ファイターズとして、また新たな挑戦が始まる。

「ここからが我々の出番です。ここに魂を込めて、新しいエンターテインメントを創造する。さらには、ホスピタリティー、ファンサービスといったソフト面も加え、来ていただいた方に感動をお届けする。”世界がまだ見るボールパーク”を作り上げていかなければならないと思っております」

決意を述べた川村社長

ファイターズは04年に北海道へ本拠地を移転し、「北海道日本ハムファイターズ」が誕生した時からの企業理念が「Sports Community」。

ここに完成した球場、「ES CON FIELD HOKKAIDO」は

スポーツと生活が近くにある、心と健康をはぐくむコミュニティを実現するために、地域社会の一員として地域社会との共生をはかる

(北海道日本ハムファイターズ公式サイトより)

この理念を表現する舞台となる。川村社長は最後に

「我々一同、『Challenge with Dream』の精神の下、1つにまとまりそして地域の方々そして事業パートナー方々と共感共同のもと、この場を末永く発展させていくことを約束します」

と決意を熱く語り、挨拶を締めた。

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