ファイターズ 新ボールパークが生み出す共同創造空間「北海道の新たなシンボルになる」

新たなコミュニティの形成

北海道ボールパークのプロジェクトでは「Living Community」を重点テーマの1つに設定している。野球場の建設だけにはとどまらない考えから導き出されたものである。

「地域社会の中においてどういう役割を果たせるかが重要で、野球目的だけじゃなくて老若男女いろんな方が集まってくれるような場所にしたいという想いがあります」

その想いの中で出てきたキーワードが”コミュニティ形成”である。「Living Community」とした理由を語った。

「試合のあるなし関係なく、球場周辺でも様々な用途があることで地域やファンの人たちが集えるような場所になる。そうすることでコミュニティ形成に寄与することができるというのが”Living Community”と呼ぶ所以です」

ファンや地域の方が”コミュニティ”を形成できる場に

共同創造空間とは

今までにないスポーツ観戦の形。掲げているコンセプトは「共同創造空間」である。
ここではどんな考えに基づいているのか。
 
「北広島市や北海道との一体的な連携が前提になりますし、周辺の事業は多分に民間の事業パートナーさまにも参画していただきます。そういった方たちと共にまちを創るという考えに基づき、『共同創造空間』と考えています」

新たな舞台となる北広島市とは、16年頃に候補地としての提案を受けたのをきっかけに関係が始まった。
 
「市とは候補地決めてからも長い間プロジェクトチームとして一緒にやっていますけども、同じ目線と方向性を持って挑戦する同志のような関係性を築いています」  

地域とも固い関係で結ばれている

15年にチームが発足してから9年に亘る長期プロジェクト。成功させるための想いを語った。
 
「関係者みんなが自分事として、『自分たちが創っている』感覚を持っていただけるプロジェクトにすることが成功につながると思います。世の中にとって価値があるという事を実現していきたいです」

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