• HOME
  • 記事一覧
  • 野球
  • 2021若獅子インタビューVol.15 #37 柘植世那 「前半戦以上にチームに貢献する」厚き壁を超えるために攻守で挙げた具体的な課題

2021若獅子インタビューVol.15 #37 柘植世那 「前半戦以上にチームに貢献する」厚き壁を超えるために攻守で挙げた具体的な課題

7月に入り、シーズンも折り返し地点。前半戦でスタメン出場したのは5試合だが、自分の思い描いた試合ができたのは、そのうちの2試合だけだった。交流戦での横浜DeNAベイスターズ戦と中日ドラゴンズ戦。「3点以内で抑えて勝ちましたが、もう少し抑えたいですね」とその2試合も決して満足はしていない様子。

いまチームには岡田雅利、森友哉という大きな壁が存在するが、その2人を超えるために柘植は、リード面、スローイング、打力、小技すべてのレベルアップが必要だと考える。

「スローイングはステップ幅と位置、左肩の方向(セカンドベースに向けての方向を一定にする)、投げ終わった後に左に流れないようにすること。リード面では、大きな失敗に繋がらないよう、打者に合っていない球やしっかり低めに来る球を選んでサインを出すこと。

打撃については右肘が離れる癖があったが、くっつけて打つようにしたらいい感触を得たので、それを続けていくこと。小技は作戦指示が出た時に、しっかり決められるように準備をしていくこと。これができるようになれば2人に追いつくことができると思っています」

と具体的な課題をあげ、この練習期間中に自分を追い込む予定だ。

後半戦に向けては、「前半戦よりチームに貢献すること、スタメンなど出番のあるときはしっかり結果を残せる準備をしていきたいと思います」と意気込み語った。

後半戦、更なる貢献を誓う

専門的な技術を要する捕手というポジションだが、プロ野球界で目標とする選手は「いない」と断言する柘植。

「技術を盗みたいというよりは、その選手を超えたいという気持ちです。真似をすることは自分の形を崩すことになるので、自分の形を貫きながら、でも周りの意見も取り入れて、それを頭に入れて自分に合うようにしていきたいと思っています」

普段の優しい表情からは想像もできない言葉に柘植のなかに強い芯がみえた。(写真は球団提供)

西武ライオンズ広報部

関連記事一覧