柳沢慎吾さん 横浜スタジアム45周年記念イベントで”日本一長い始球式”記録更新! 横浜ー東海大相模の熱闘を演じ、松坂さんの名場面再現も
松坂さんが最後に登板。伝説の名場面の再現も
選手がコールされ、グラウンドに入る時にはすでに5分。早くも自身の持つ最長記録更新が現実味を帯びてきた。
横浜高の選手が一人ずつ紹介されると、後藤武敏さん(現:楽天一軍打撃コーチ)や小池正晃さん(現:DeNA一軍外野守備コーチ)といった錚々たるメンバーが守備位置に就いた。
大田泰示選手ら東海大相模サイドも走者を務め、設定は9回2点差の2死満塁。打者は4番・森野将彦さん(現:中日二軍打撃コーチ)で投手・2年生エースの柳沢さんー捕手・上地雄輔さんバッテリーとの勝負に。
柳沢さん自身の実況とスタンド・オフィシャルパフォーマンスチーム「diana」の応援でさらに盛り上がる中、三塁への牽制が逸れてしまい1点差に。
すると、東海大相模の応援団の様子がビジョンに。柳沢さんは今度はレポーター役となり、応援している選手たちにインタビュー。そこには山崎康晃選手や今永昇太選手、東克樹選手ら現役選手も全面協力した。
朝7時半にハマスタ入りし、この瞬間のために撮影するという徹底した演出でさらに笑いの味を深めた。
一塁ベンチ前では松坂大輔さんがキャッチボールを開始。「おとといの準々決勝で260球以上投げてますよね?」という柳沢さんの実況でもう一笑いを取る中、笑顔で肩を温める松坂さん。
右腕に貼られたテープをはがしマウンドへ向かう松坂さん
そして満を持してマウンドへ向かう。その場で右腕に巻かれていたテープをはがした。98年夏の甲子園の準々決勝、明徳義塾戦8回裏の投球練習時に起こった名シーンを自ら再現した。
柳沢さんに代わってマウンドに立った松坂さんが投球練習を終えると、1点差で2死2・3塁から再開した。
すると、降板した柳沢さんから横浜高側に伝令があるとアナウンス。横浜高OBのベイスターズドラフト1位ルーキー・度会隆輝選手が松坂さんの元に向かうと外野手含め全員が集まった。
そこには久保裕也さん(現:楽天二軍投手コーチ)や打者の森野さんといった東海大相模の選手も輪に加わる演出も。柳沢さんが思わず大田選手にツッコミを入れ、またもや笑いを盛り込んだ。
試合は再開し、松坂さんと森野さんの勝負。松坂さんの投じた低めの球で森野さんから空振りを奪うと三振でゲームセット。横浜が甲子園出場という設定になった。
自身の始球式最長記録を大きく上回る