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平成の怪物が17年ぶりにハマスタで躍動!98年V戦士そして歴代最多本塁打の4番も本領発揮した「YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH」

98年V戦士の躍動とハマの4番の一発

1回表、先発マウンドには三浦大輔投手が上がった。この日は選手としてプレーするため代名詞の背番号「18」を身にまとった三浦投手。

背番号「18」の三浦大輔投手が復活した

相手の先頭打者は松坂大輔選手。早速”大輔対決”が実現した。松坂選手にはカーブで左飛に打ちとり、現役時代を彷彿とさせる変幻自在の投球術を見せた。

2番・上地雄輔さんとの対戦の際にはこの日最速の130km/hをマーク。49歳(当時)という年齢を感じさせない球を投げ込んだ。さらに注目は続き、次打者はルーキー度会隆輝選手。

ドラフト1位ルーキーと監督の真剣勝負というまたとない機会に。三浦投手は慎重にコーナーを攻めたが、度会選手が見極め四球となった。

対戦を振り返ると「びびってしまいましたね。打たれそうな雰囲気を感じましたので」と若さと力強さを持った雰囲気はマウンドでも感じていた。

監督vsルーキーという異例の勝負が実現した

その後1点を失うも1イニングを投げきり降板。ベンチ前でのインタビューには「バテました」と苦笑いするも、その堂々たる投球にファンは大きな拍手を送った。

裏のBAY DREAM STARSの攻撃。「1番、ショート、石井琢朗」かつて毎試合聴いていたコールが久々にハマスタに響き渡った。

ひときわ大きな拍手で打席に入ると、ライトスタンドからは応援歌が奏でられた。SNSでも「まさかハマスタで石井琢朗の応援歌が聴けるとは…」と感激の投稿も見られるなど、当時を知るベイスターズファンにとって時が戻った瞬間になった。

そして打席では鮮やかな流し打ちで左前打。塁上で喜びを表現した。

先頭打者で安打を放った石井琢朗選手。塁上で拳を突き上げた

次の古木克明選手の打席では「走れ!走れ!琢朗」コール。これに応えて果敢に次の塁を狙うも残念ながらアウト。三浦”監督”からリクエストが要求されるも判定は覆らず。

そして3番の鈴木尚典選手。マシンガン打線のリーディングヒッターは教科書通りのセンター返しで打撃技術の健在を見せた。

3番・鈴木尚典選手が中前に鮮やかなヒットを放つ

続くは4番の村田選手。先発の成瀬善久投手の投じた4球目を振り抜くと打球は右方向へ。打球はぐんぐん伸びていきライトスタンドへと飛び込んだ。

現役時代、”右に引っ張る”と語り、幾度となく描いてきたアーチをここでも見せた。プロ通算360本塁打、そしてここハマスタで歴代最多の147本塁打を放ってきた4番の一発にスタンド全体は驚きと大歓声に包まれた。

村田選手の本塁打で2点を奪い逆転した

直後のインタビューでは、ホームランダービーで松坂選手と対戦したことに触れ、「ホームラン競争は全然ダメでしたけども、(試合で打ち)実戦向きというのを再確認しました」と笑顔で語った。

なお、98年V戦士はまだまだ活躍を見せる。5番・一塁でスタメン出場した佐伯貴弘選手は4回にこちらも技ありの左前打でチャンスメイク。プロ通算1597安打を放った打撃をファンに披露した。

5番の佐伯選手も活躍を見せた

四半世紀の時を経て投手・村田と打者・松坂の対決に

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