オリックス・安達 日本炎症性腸疾患協会へ支援「野球をがんばっている自分の姿を見て、少しでも励みに」

日本プロ野球選手会は7日、オリックスの安達了一内野手が社会貢献活動として、 特定非営利活動法人の日本炎症性腸疾患協会に「公式戦の出場試合数×1 万円」を支援すると発表した。

同協会は、潰瘍性大腸炎およびクローン病などの炎症性腸疾患が広く理解されることで、患者や家族の生活の質向上に寄与することを目的に設立された。今回は協会の実施する「こどもキャンプ」に向けてシーズン終了後に贈る予定。

安達は16年1月に「潰瘍性大腸炎」を発症し、難病と闘いながらプレー。プロ10年目の今季は7日現在38試合に出場し、打率2割9分8厘。5月に遊撃手から二塁手にコンバート後も、変わらぬ安定感でチームの勝利に貢献している。

安達了一選手コメント

自分と同じ病気の子どもたちがいて、大変な思いをしている人がたくさんいます。自分は大人になってから発症しましたが、子どもの時からこの病気と闘うということは、本当に、物凄く大変なことだと思います。

自分にできることは何かということを考えている中で、少しでも助けになれたらという思いで、この活動を支援させていただこうと思いました。野球をがんばっている自分の姿を見て、少しでも励みにしてもらいたいということと、自分のモチベーションにもつながりますので、出場試合数という形にしました。

本当に大変だと思います。たくさんのみんながいい方向に向かっていけるように、少しでも力になれるようにがんばっていきます。

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