「日本プロ野球名球会会員による身体障がい者の為の野球教室」 開催に向けクラウドファンディング開始

日本プロ野球名球会(山本浩二理事長)は29日、後援している映画「4アウト」実行委員会にて、「日本プロ野球名球会会員による身体障がい者の為の野球教室」に向けたクラウドファンディングを開始したと発表した。

本プロジェクトは名球会会員の元プロ野球選手による、全国の身体障がい者を対象にした野球教室開催に向けた支援を目的としている。

障がいのある方たちに野球の楽しさを伝えたい・そして全国に37チームある「身体障がい者野球」をさらに普及させたいという想いが込められている。

同プロジェクトは26日から開始しており、6月中旬まで行われる予定。支援は3,000円から受け付けており、返礼品として名球会提携のオリジナルグッズや会員のサイン入り写真などが揃えられている。

詳細はプロジェクトページにて掲載中。

◆一般社団法人 日本プロ野球名球会

日本プロ野球界の裾野の拡大、社会の恵まれない方々への還元を目的に1978年7月24日に創設。

当初、投手8名・野手10名だった会員数は、2020年シーズン終了時点で投手16人・野手48人に達した。入会規定を満たした昭和生まれ以降の日本プロ野球の選手、または元選手によって構成されている。

◆映画『4アウト』実行委員会

「4アウト−ある障害者野球チームの挑戦」(著作:平山讓氏)という実話の小説を基にした映画「4アウト」の制作委員会。

故・星野仙一氏が映画化を進められていた話を平山氏から聞き、増田悟司氏(映画プロデューサー)らがその遺志を受け継ぐべく設立された。

「野球が出来る歓びを全国の身体障がい者の人たちに伝えたい」「身体障害者野球をさらに普及させたい」という想いから、映画公開(新型コロナウイルス感染拡大により未定)に向けて制作が行われている。

◆特定非営利活動法人 日本身体障害者野球連盟

1993年、当時身体障がい者野球チーム「神戸コスモス」の監督の故・岩崎廣司氏が中心となって設立。

「この野球を未来の障害児童たちに」
「この世に無用な人間など誰ひとりいない。人間の可能性は無限である」

を理念に、現在全国37チームが加盟している。

同年5月よりグリーンスタジアム神戸(現・ほっともっとフィールド神戸)にて開催して以降、年2回の全国大会を始め、各地区の予選大会や交流大会を主催。

2006年からは、長嶋茂雄氏(読売巨人軍終身名誉監督)が実行委員長となり、”もうひとつのWBC”として、「世界身体障害者野球大会」が4年に1度開催されている。

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