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AuB株式会社 腸内環境評価を行うバイオスタートアップ企業と協業。”腸を温めて”睡眠の質を高めるインナーウェアの商品化も

バイオベンチャーのAuB株式会社(以下、AuB社)は、ヘルスケア分野の商品開発において株式会社メタジェン(以下、メタジェン社)と協業することを発表した。

両社の代表を務める、鈴木啓太氏と福田真嗣氏は共に腸内細菌を研究していることなどから意気投合。お腹を壊してしまった時の対処法として「お腹を温める」ことなど他にも共通点があることから1月から共同研究を開始した。

この研究では、お腹を温める効果における科学的根拠を明確にするために開始し、商品開発に結びつけることが目標。

一般人約50人と、運動や食事面などで規則正しい生活をする現役Jリーガーらトップアスリート約50人の計100人程度を対象に行い、おなか(腸)を温めることによる健康効果、さらには腸内細菌との関係性について科学的にアプローチしている。

会見に登壇したAuB株式会社・鈴木啓太代表取締役

これらのデータを元にアスリートのコンディション調査や便の解析をAuB社・同じく便や代謝物の解析をメタジェン社が行い、両社の強みを活かすことで腸内環境に関する新たな発見や研究成果の実用化などの相乗効果が期待されている。

現在は腸を温めることで睡眠の質を高めるといった、健康課題を解決するインナーウエアの試作品を開発中。で22年2月の商品化を目指している。本試作品はアスリートに一定期間着用してもらい、選手からは「睡眠の質が上がった」「便通が改善した」といった評価を多数得た。

腸内環境の解析には、便から腸内細菌を検査できるAuBの専用キット(写真左)とおなか表面の温度を測定するためのサーモグラフィー(同右)

9月に行われた発表記者会見においてAuB社の鈴木啓太 代表取締役は自身の経験から、「アスリートも運動することによって体温が一気に上がるので冷たいものを摂りたがる。ただ、それでお腹を下す選手も多いので、アスリートに限らず”お腹を温める”ことを啓蒙していきたい」とコメント。

メタジェン社の福田真嗣 代表取締役社長CEOは「運動と腸内環境は双方向に影響を与えている。腸内環境が健康にとても密接であることが1つポントである」と解説。

同じく登壇した福田真嗣・メタジェン代表取締役社長CEO

インナー開発後も引き続き「お腹を温める」をテーマに、食事やサプリメントに限らない商品化についても模索していく。

AuB社は、元サッカー日本代表の鈴木啓太氏が代表を務めるバイオベンチャー企業。創業以来、33競技・750名以上のアスリートの腸内細菌を研究しており、検体数は1,700を超える。

メタジェン社は、「ヒトの便から腸内フローラや腸内代謝物質を統合的に解析する独自技術「メタボロゲノミクス(R)」を駆使し、腸内環境評価を行うバイオスタートアップ企業。

「最先端化学で病気ゼロを実現する」をビジョンに掲げ、次世代のヘルスケアを形作る腸内環境情報に基づく研究開発を行っている。

(写真は全てAuB株式会社提供)

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