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「第6回ライオンズカップ」開催 埼玉西武ライオンズと車椅子ソフトボールの縁そして「埼玉A.S.ライオンズ」戦いの記録

高山樹里会長「選手がプレーできる環境を作ることが大切」

全日程終了後、表彰式と閉会式が行われた。準優勝以降で各チーム1人が選ばれる敢闘賞には青木大選手が選ばれた。

最後は高山樹里・日本車椅子ソフトボール協会会長と埼玉西武ライオンズの居郷肇球団社長(当時)が登壇。

高山会長は、「まず無事開催できたことを関係者の皆さまに感謝します。この場を借りてお礼を申し上げます。2年ぶりのライオンズカップを開催し、今後新しい車椅子ソフトボールになっていきますので、これからも協会一同頑張って参ります」

と強く意思を表すとともに、関係者全員へ深く感謝した。また、居郷球団社長も以下の通り挨拶した。

「みなさんのご協力のおかげで無事終えることができました。ありがとうございました。先程、決勝観させていただきました。コロナ禍で満足に練習できない中で、皆さんの積み重ねた努力に敬意を表します。今後ますますの発展とともに、来年この大宮で開催できることを楽しみにしております」

最後に挨拶をした西武・居郷肇球団社長(肩書きは当時:筆者撮影)

高山会長は会場設営や試合のスコアを記録するなど、自身が率先して動いた。大会時の取材では、

「感染者を出さないようにすることはもちろん、試合をしないと衰退してしまいます。なので、なんとか(ライオンズカップを)やり切ろうという方向で協会の理事一同考えていまして、その中でどうやるか知恵を出し合ってきました。

選手がプレーできる環境を作ることが大切なので、今後も(コロナ禍と)うまく向き合いながら、やって行きたいです」と語った。

高山樹里・日本車椅子ソフトボール協会会長(筆者撮影)

この翌週には大阪で「車椅子ソフトボール東大阪花園大会2021」が行われた。こちらも無事に終え、大会の開催実績を積み重ねている。今後もコロナ禍と向き合いながら、球団・協会・選手たちがひとつになって車椅子ソフトボールをさらに活気づけていく。

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