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「第6回ライオンズカップ」開催 埼玉西武ライオンズと車椅子ソフトボールの縁そして「埼玉A.S.ライオンズ」戦いの記録

15年に設立した球団公認チーム埼玉A.S.ライオンズ」

本編でクローズアップする「埼玉A.S.ライオンズ」は球団公認の車椅子ソフトボールチーム。15年に設立され、この年に初開催された第1回ライオンズカップで優勝、17年まで3連覇するなど、公式大会での実績も残している。

チームには障がいの有無や年齢・性別問わず19人のメンバーが在籍。埼玉県・東京都といった首都圏を中心に練習や試合、体験会を行なっている。

障がいの有無や性別関係なく「誰でも楽しめる」スポーツ(筆者撮影)

車椅子ソフトボールは、選手の障がいに応じてクラスⅠ(1人1点)からクラスⅢ(同3点)に加え、クラスQ(クアード)に分けられている。ⅠからⅢになるほど障がいの度合いは軽く、メンバー合計の点数が21点を超えてはいけないルールがある。※クアードは脊椎損傷者またはそれに準ずる上肢に障がいがある選手

クラスⅢは健常者も含まれるため、持ち点内であれば健常者も参加が可能である。そのため、車椅子ソフトボールは障がいや年齢・性別関係なく誰でもプレーすることができるのが特徴の一つである。

チームの代表を務め、選手としても日本代表の一員である一橋(ひとつばし)卓巳投手は地元埼玉県出身。元々東京のチームに所属していたが、設立のタイミングで加入した。

「埼玉西武ライオンズと同じユニフォームを着れるのは誇りに思いますし、地元出身としてはとても嬉しい限りです」とプレーできる喜びを語った。

埼玉A.S.ライオンズの一橋卓巳選手(筆者撮影)

21年度の日本代表には一橋投手の他に、チームの発起人である堀江航外野手と阿部武蔵(たけぞう)捕手の3人が選出されている。他にも、98年長野・06年トリノパラリンピックでアルペンスキー日本代表の野島弘内野手も所属するなど、豪華なメンバーが揃っている。

パラリンピックのアルペンスキーで日本代表経験がある野島弘選手(筆者撮影)

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