市川から全国へ!「第13回小笠原道大杯」レポート
小笠原氏からのメッセージ
閉会の挨拶で登壇した小笠原氏は、関係者へ感謝の気持ちを述べるとともに子どもたちへメッセージを贈った。
「1つの失敗、1つのミスで目標を諦めないでください。失敗からたくさん学ぶことがあります。私も、成功よりもたくさん失敗をして今日に至ります。一つの挫折、そういうことにくじけず根気よく1つの目標に向かい、時には一人で、時にはみんなで協力し合って、時には大人の力を借りて前を向いてほしい。そう願っております」
これからも続く大会に
五嶌理事長は大会への想いをこう語る。
「少年野球で頂点は目指しますが、子どもたちにとっては長い人生のスタートでもあります。中学・高校・大学そしてプロを目指してほしい。ここで燃え尽きてほしくないです。そして何よりも、小笠原さんの人柄で大成功している大会なのでこれからも長く続けていきたいです」
約1カ月に渡り行われ、今年も無事に幕を閉じた小笠原杯。子どもたちの全力プレーと小笠原氏のメッセージがこの寒さを吹き飛ばしてくれたと感じました。大会がこれからも継続され、「野球をやりたい」という子どもが1人でも多く増えることを心から願いたい。
◆小笠原道大(おがさわら・みちひろ)
1973年10月25日 千葉県出身
暁星国際高校-NTT関東を経て1996年ドラフト3位で日本ハムファイターズ(現:北海道日本ハムファイターズ)入団。
チームを日本一に導いた2006年オフにFAで読売巨人軍に移籍。巨人でも主軸として活躍し、リーグ3連覇に貢献。
2014年からは中日ドラゴンズでプレーし、2015年に現役引退。翌年から同2軍監督を4年間務めた。
2020年からはヘッド兼打撃コーチとして14年ぶりに古巣日本ハムへ復帰する。選手時代は3割30本塁打を通算9度記録し、豪快なフルスイングでファンを魅了した。
社会貢献活動にも積極的で、2009年には日本プロ野球の社会貢献活動優秀者を表彰するゴールデンスピリット賞を受賞。
現在は少年野球大会の開催に加え、千葉県唯一の身体障がい者野球チーム「千葉ドリームスター」を立ち上げ、GMとしてチームに携わっている。